2月28日、アイビースタジアムで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの「2023球春みやざきベースボールゲームズ」は、7対0で福岡ソフトバンクが勝利した。

　福岡ソフトバンクは2回裏、柳田悠岐選手の四球、アストゥディーヨ選手の安打で無死1、3塁のチャンスをつくると、中村晃選手の犠飛で先制に成功。3回裏には栗原陵矢選手の適時打、中村晃選手の2点適時三塁打、ホーキンス選手の適時二塁打などで一挙4得点を奪い、点差を「5」に広げる。

　7回裏には上林誠知選手、柳町達選手の連打からゴロの間に1点、8回裏にも正木智也選手の適時打で追加点を挙げるなど、15安打7得点の猛攻を見せた。

　先発の石川柊太投手は、初回を3者凡退で終えるなど、2回1安打無四死球3奪三振無失点の好投。2番手・東浜巨投手は1回1安打、3番手・高橋礼投手は3回無安打3四死球と、走者を背負いながらも無失点に抑える。

　4番手の田上奏大投手は、7回表を1四球1奪三振、8回表をわずか5球で3者凡退に打ち取る好投を披露。9回表は二塁打と四球で1、3塁のピンチを招いたが、後続を凡打に打ち取り試合は終了した。

　勝利した福岡ソフトバンクは、ホーキンス選手が3安打、栗原選手、ガルビス選手、中村晃選手が2安打をマーク。投手陣も9回を3安打6四死球無失点でつなぎ、開幕ローテション入りを狙う投手たちがアピールした。

　一方敗れた千葉ロッテは、先発の岩下大輝投手が3回7安打2四球5失点、4番手・中村稔弥投手が3回5安打2失点。打線も3安打無得点に終わり、課題が残る試合となった。

　 １２３４５６７８９ 計
ロ ０００００００００ ０
ソ ０１４０００１１Ｘ ７

ロ 岩下大輝-国吉佑樹-中森俊介-中村稔弥
ソ 石川柊太-東浜巨-高橋礼-田上奏大

文・飯田彩花

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