有原は3点リードの9回に登板、2点を返されるも、何とかリードを守る
北海道日本ハムは12日、本拠地・札幌ドームでの阪神戦に8-7で競り勝ち、連敗を4で止めた。逆転された直後の4回に打線が4連続長短打で一挙6点を奪って主導権を握り、試合後の栗山英樹監督も「あそこはよくつないでいってくれた。素晴らしかったですね」と集中打を称賛した。
両チーム合わせて26安打の乱打戦。指揮官が3点リードの9回にマウンドに送ったのは有原航平投手だった。簡単に2死を奪った後、3連続長短打で2点を失ったが、一打同点のピンチで原口をフォークで空振り三振に仕留め、プロ初セーブを挙げた。
将来のエースとして期待する右腕を1軍に再昇格させた12日から中継ぎ待機させていた栗山監督。セーブシチュエーションでの登板となったっことに「今日に関しては、ああいう順番で行こうと思っていました」と説明した。
薄氷を踏む思いとなった投球内容については「いろんな見方があると思います。それは皆さんがご覧になった通り、表現してもらっていい。こちらは彼のために必要なこと、前に進む形が必ずいろんなところで開花してくれると信じているので」と語り、右腕の成長を促す意味も込めた采配だった。今後の起用法については「全く白紙の状態で毎日のことを考えていきます」と話すにとどまった。
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