【試合戦評】相手の隙を見逃さず、接戦を制した千葉ロッテが連敗を3で止める

パ・リーグ インサイト

2017.4.12(水) 00:00

現在6連勝中のオリックスはすべての試合で先発投手に勝ち星が付くなど、勢いが止まらない。一方の千葉ロッテはカード初戦に敗れ、今日はなんとしても勝利をつかみたい一戦。千葉ロッテの先発は前回登板で4回途中5失点と実力を出し切れなかったスタンリッジ投手。オリックスの先発は4月5日に8回無失点と好投し、チームの連勝継続に貢献した松葉投手。対照的な前回登板の両投手が今日はどのような投球を見せるかという点に注目が集まった。

千葉ロッテは初回からいきなりオリックスの先発・松葉投手を攻め立てる。まずは先頭打者の伊志嶺選手が安打で出塁し、2死1,2塁の場面でパラデス選手の打球が敵失を誘い、千葉ロッテが1点を奪取。この失策に乗じて井上選手の適時打、田村選手が押し出し四球を選んで千葉ロッテが一挙3得点を挙げて先制に成功する。

対するオリックスは3回裏、先頭の駿太選手が粘りを見せた後に敵失で出塁し、続く宮崎選手が甘く入った変化球を中前に打ち返して無死1,2塁に。この好機で西野選手が意地の適時打を放って1点を返す。直後の4回表に1点を失い、再び3点差で迎えた4回裏。先頭のT-岡田選手、中島選手の連打で好機とし、駿太選手の適時打と宮崎選手のセーフティースクイズで2得点。3対4とオリックスが1点差に詰め寄る。

点差を縮められた千葉ロッテが6回表に再び攻勢に出る。先頭の田村選手が安打で出塁し、続く大嶺翔選手が犠打で二進。続く伊志嶺選手が相手守備の隙を突いて出塁し、2番・鈴木選手がセーフティースクイズを決めて5対3。さらに井口選手の打球はボテボテの当たりとなるも、激走を見せて適時打に。2点を奪って千葉ロッテが再び突き放す。

6回以降は有吉投手、大谷投手、内投手とつなぎ、最終回は守護神・益田投手が無失点に抑えて反撃を阻止。千葉ロッテが対戦成績を1勝1敗の五分とした。

敗れたオリックスは失策が失点に直結する場面が目立ち、連勝が6でストップ。10日ぶりの敗戦となった。

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