【試合戦評】千賀投手が137球の力投。完封リレーで勝利した福岡ソフトバンクが連敗を2でストップ。

パ・リーグ インサイト

2017.4.11(火) 00:00

連覇を狙う北海道日本ハムは現在5連敗中。さらに主力の大谷選手、中田選手が怪我で出場できない状態と負の連鎖が続いている。横尾選手、石井一選手ら若手の活躍でチームを浮上させたい。対する福岡ソフトバンクも現在2カード連続負け越し中と波に乗り切れていない。今日の福岡ソフトバンクの先発は千賀投手。WBCで見せた快投で、チームの悪い流れを断ち切りたい。

初回、2回はともに走者を出しながらも無失点に抑え、迎えた3回に試合が動く。表の攻撃で8番・上林選手が右翼フェンス直撃の3塁打を放ち、さらに2四球で2死満塁。好機を生み出すと、4番・内川選手への初球に北海道日本ハム・高梨投手がまさかの転倒。ボークが宣告され、福岡ソフトバンクが思わぬ形で先制点を挙げる。

さらに追加点を奪いたい福岡ソフトバンクは5回表、1死から今宮選手が安打で出塁すると、柳田選手が四球を選び、2死1,2塁の場面を作る。ここで、4番・内川選手が初球の変化球を的確に捉えて、左翼フェンス直撃の2点適時二塁打。「チャンスだったので、甘い球を初球から打とうと思って打席に入りました」という内川選手の積極的な打撃で3対0と点差を広げる。

何とか反撃を見せたい北海道日本ハムは、8回裏に2死から3番・近藤選手が四球を選び、4番・レアード選手は2塁打を放ち、2死2,3塁と一発が出れば同点の場面を作る。しかし、続く5番・岡選手が三振に抑えられ、反撃ならず。この大きなピンチを脱した千賀投手は、8回137球、13奪三振の力投でマウンドを託し、9回は福岡ソフトバンクの守護神・サファテ投手が3者凡退。3対0で福岡ソフトバンクが完封リレーを飾った。

3カードぶりの勝ち越しへ向け、初戦を制し幸先の良いスタートとなった福岡ソフトバンク。一方の敗れた北海道日本ハムは、2試合連続の完封負けを喫するなど、なかなか浮上への糸口を見つけられず。怪我で欠場中の中田選手、大谷選手に代わる戦力の活躍に期待したい。

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