今季初白星目指し、今季2度目の先発へ 北海道日本ハム斎藤佑樹の2018年の歩み

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2018.6.12(火) 15:02

北海道日本ハム・斎藤佑樹【写真:田口有史】
北海道日本ハム・斎藤佑樹【写真:田口有史】

イースタン・リーグでは9試合に登板し、防御率2.51

北海道日本ハムの斎藤佑樹投手が、きょう12日に本拠地・札幌ドームで行われる阪神戦に先発する。1軍での先発登板は今季2度目。1軍で白星を挙げたのは、2017年5月31日の横浜DeNA戦が最後。1年以上ぶりの1軍白星を目指し、本拠地のマウンドに上がる。

6月6日に誕生日を迎え、30歳となった斎藤。早稲田実業、早稲田大学を経て2010年のドラフト1位で北海道日本ハムに入団し、プロとしてのキャリアは早くも8年目となった。1年目に19試合に先発して6勝をマークしたが、その後は故障などもあり成績は下降の一途。通算75試合に投げ、61試合で先発、15勝23敗、防御率4.23と満足のいく成績を残しているとは言えない。

今年こそ、の思いを持って挑んだ2018年。1軍でキャンプを過ごし、3月3日のロッテとのオープン戦に2番手で登板したが、2回5安打2四死球5失点と炎上。ローテ入りを逃し、開幕は2軍で迎えることとなった。

ペナントレース開幕直前の3月25日、イースタン・リーグの横浜DeNA戦で先発。5回6安打3失点(自責1)で敗戦投手となった。4月1日の同東京ヤクルト戦では5点リードの6回から、先発したルーキー鈴木遼太郎の後を受けて2番手で登板。4回5安打3失点でセーブが付いた。

この2試合を経て、4月7日の千葉ロッテ戦で今季1軍初先発。だが、序盤から制球が乱れに乱れ、なんと8四死球。千葉ロッテ打線に安打は許さずにノーヒットピッチングだったものの、自滅で1点を失って4回途中で降板。再びファーム暮らしとなった。

ファーム降格後、最初の先発登板となったのは4月19日のイースタン・リーグ、敵地での楽天戦。この時は4四死球を与えたものの、6回2安打1失点と好投した。中9日を空けて先発した同29日の横浜DeNA戦では5回9安打2失点とまずまずの投球。中6日で迎えた5月6日の巨人戦では6回8安打3失点。初回に3点を失ったが、味方の失策が絡んでおり、自責点は1だった。

試合日程の影響で続く登板は中12日空いて、5月19日の埼玉西武戦。この日は中継ぎでの登板で7回の1イニングだけを投げて3者凡退。さらに中3日で同23日の楽天戦に先発。5回まで投げて5安打3失点。失点は全てソロ本塁打で失ったものだった。

5月30日の埼玉西武戦では6回を投げて5安打無四球で2失点とまずまずの投球。そして直近では、30歳の誕生日だった6日のイースタン・リーグ横浜DeNA戦に先発。雨の中での登板で3回2/3を投げて8安打5失点と苦しんだが降雨ノーゲームとなった。

今季のイースタン・リーグでは9試合に投げて1勝2敗1セーブ、43イニングで45安打10四球26奪三振19失点(自責12)、防御率2.51。こう成績を振り返ってみると、ファームでは大崩れすることなく5、6回を2、3失点に封じ、ゲームを作っているようことが窺える。

30歳となった斎藤佑樹。今季2度目の先発マウンドで結果を残し、1年超ぶりとなる今季初白星を手にすることは出来るか。

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