【試合戦評】4番・ロメロ選手が3戦連発。オリックスが3連勝で勝率5割復帰

パ・リーグ インサイト

2017.4.7(金) 00:00

今季初のほっと神戸での開催となった今日の試合。北海道日本ハムは2015年7月28日以来の登板となる上沢投手が復活のマウンドへ上がる。一方オリックスの先発は楽天との開幕戦で5回、与四球5、4失点(自責点2)と悔しい登板となった金子千尋投手。2連勝中と復調気配のチームの波に乗り、昨季の防御率が1.98と好相性の北海道日本ハム相手に今季初勝利を狙う。
 
試合は序盤からすぐに動き出す。2回裏、オリックスの先頭・ロメロ選手が四球で出塁し、盗塁を決めて得点圏へ進む。この好機で続く中島選手の打球はサードの守備範囲内へ。しかし、これをサード・レアード選手が痛恨の後逸。2塁走者が一気に生還し、オリックスが先制に成功する。さらに、3回裏にも西野選手の適時打や、4番・ロメロ選手の3試合連続アーチとなるバックスクリーンへの特大2ランなどで3点を追加。4対0とし、オリックスが試合の主導権を握る。

オリックスの先発・金子千尋投手は度々得点圏に走者を進めるも、要所を締めて失点を許さず。変化球主体の打たせて取る投球で、5回まで北海道日本ハム打線をわずか2安打に封じ込めて相性の良さを発揮する。

しかし、ここまで沈黙していた北海道日本ハム打線が6回表、突如金子千尋投手に襲い掛かる。1死から3番・大谷選手が四球で出塁すると、続く中田選手がレフト前安打。守備がもたつく隙を突いてそれぞれ進塁し、1死2,3塁の好機を作る。ここで迎えるは、現在打率リーグ3位、得点圏では9打数5安打と打撃絶好調の近藤選手。金子千尋投手の投じた真ん中付近の甘い直球を見逃さず、レフト方向への2点適時打で反撃ののろしを上げる。

金子千尋投手は6回でマウンドを降り、救援陣にマウンドを託す。7回は昨季チーム最多の21ホールドをマークした吉田一投手、8回はオープン戦で5試合を投げて防御率0.00と抜群の安定感を見せたルーキーの黒木投手がそれぞれ無失点に抑える好救援。最後は守護神・平野投手が3人で締めくくり、ゲームセット。オリックスは3連勝で勝率5割復帰。一方、敗れた北海道日本ハムは3連敗で最下位に転落。くっきりと明暗の分かれる結果となった。

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