6月9日、神宮で行われた東京ヤクルトとオリックスのカード2戦目。先発のディクソン投手が初回に6失点と崩れ、打線も東京ヤクルトの中継ぎ陣をとらえきれずに3対7でオリックスが敗戦。カード戦績は1勝1敗となった。

1回表、先頭の小田選手が四球で出塁するとすかさず盗塁、続く福田選手が犠打で送り1死3塁の好機を作ると、3番・吉田正選手が右前適時打を放って1点を先制。しかしその裏、オリックスの先発・ディクソン投手が中村選手に2号3ランを浴びるなどしてまさかの6失点。試合序盤から1対6と5点を追う苦しい展開となる。

しかし、このまま終わらないのが猛牛打線。2回表、先頭の西野選手が三塁打、続く安達選手の適時打で1点を返すと、1番・小田選手に犠飛が飛び出し3対6とすぐさま3点差に詰め寄った。

序盤から乱打戦が繰り広げられた試合。オリックスは2回裏から2番手・山崎福投手にスイッチ、東京ヤクルトも3回表に先発の原投手からカラシティー投手へ継投。両軍の先発が早々に降板した試合だったが2番手の投手が奮闘し、6回を終えて6対3のまま試合は終盤の攻防へ。

反撃したいオリックスだったが東京ヤクルトの2番手・カラシティー投手の前に3回から7回まで山崎福投手の放った1安打のみに抑え込まれて無得点。奮闘を続けていた投手陣も8回裏に4番手・近藤投手が2番・青木選手に適時打を浴びて3対7とリードを広げられてしまう。

一矢報いたいオリックス打線だったが9回表は東京ヤクルトのクローザー・石山投手の前に倒れて試合終了。序盤の乱打戦から一転、投手戦が繰り広げられた試合は7対3で東京ヤクルトが勝利した。