【プロ野球チアになろう#4】東北楽天公式チアリーダー「東北ゴールデンエンジェルス」 編

パ・リーグ インサイト

2022.10.29(土) 08:00

グラウンドパフォーマンスの様子(C)Rakuten Eagles
グラウンドパフォーマンスの様子(C)Rakuten Eagles

 毎年オフシーズンに開催される、パ・リーグ6球団のチアチームやダンスチームの新メンバーオーディション。東北楽天ゴールデンイーグルス公式チアリーダー「東北ゴールデンエンジェルス」も、2023年シーズンメンバーのオーディション開催を発表。熱い気持ちと明るく元気なパフォーマンスで、ファンとともにチームを日本一へ導いてくれる新メンバーを募集する。

 球場におけるメインコンテンツは、言うまでもなく試合そのものだが、試合が行われている時間以外も球場に足を運んだファンが楽しめるよう、各球団さまざまな努力を重ねている。そのうちのひとつ、“球団チア”は試合日の球場内外を盛り上げるのはもちろん、チームがより地域に根付くよう、試合がない日やオフシーズンも各所で活動を行うなど、今やなくてはならない存在だ。

 パ・リーグインサイトではオーディション開催にあたり、各球団の担当者にインタビュー。担当するチアチームの特徴をお聞きしたほか、オーディションでは具体的にどのような人材を求めているのかなどさまざまなお話をうかがった。

真のチアリーダーとして選手とファンの「架け橋」に

幼稚園・保育園訪問の様子(C)Rakuten Eagles
幼稚園・保育園訪問の様子(C)Rakuten Eagles

 2005年に結成、2023年に19年目を迎える東北ゴールデンエンジェルス(以下エンジェルス)。パフォーマンスを通してスタジアムを盛り上げチームを応援することはもちろん、イベントやテレビ・ラジオ出演などでのPR活動やチアダンススクールインストラクター、また地域の方との交流も盛んに行い、東北各地の小中学校訪問、マスコットと一緒に幼稚園・保育園を訪問するなど、ファンや地域社会とチームをつなぐ「架け橋」として活動する球団公式チアリーダーだ。

 そんな幅広い活動をするうえで、エンジェルスは「チアスピリット」を基本として行動しているという。どんな状況でも観客に笑顔と元気を届け、楽しく応援する空気を作り選手を後押しするのがチアリーダー。そのチアリーダーにとって大切なマインドとして存在している「チアスピリット」は、主に「笑顔でいること」「元気を伝えること」「応援する気持ち」が3つの大きな軸として定義されている。活動場所がどこであっても「チアスピリット」を忘れない、精神的にも鍛えられた“真のチアリーダー”を目指し日々活動している。

 楽天野球団チアリーダーズ事務局の担当者は「明るく笑顔を大切に、個々が輝きながらも、チームとして一体感があることです」と、エンジェルスの特長について話した。

3年ぶりの人数制限なしでの開幕。今シーズンを振り返る

スタンドでの応援活動の様子 (C)Rakuten Eagles
スタンドでの応援活動の様子 (C)Rakuten Eagles

 2022年は3年ぶりに人数制限のない状態で開幕を迎えたシーズンとなった。出演機会も増え、客席での応援活動、外部イベント出演や幼稚園・学校訪問なども再開した。

 担当者は「こうして直にお客様や地域の皆様と接する機会を持てることが、なによりもうれしく大切なことだとあらためて実感することができました」と喜びを感じるも、感染症対策を前提としての活動には苦労もあったという。しかし、メンバーたちはマスク越しでも笑顔を絶やさず、コロナ禍で声を出すことに制限のあるなかで、ファンのエールを選手に届けサポートする「架け橋」としてできることを模索し、精一杯取り組んだ。メンバーたちが自ら考え、意見を出し合い、チアチームの運営を担うところもエンジェルスの強みだという。今後については、

「ファンの皆さま、地域の皆さまの応援の力こそ、楽天イーグルスを日本一に導く原動力となります。エンジェルスはその応援の力を最大化してつないでいくという「架け橋」として、日本一のチアチームとなることを目指しています。エンジェルスに憧れてチアになりたいという子どもたちも多くいます。その子どもたちの未来のためにも、チアリーダーという職業や地位の確立にも貢献していきたいと考えています」と語った。

 日本においてもっともメジャーなスポーツと言えるプロ野球。「将来の夢はチアリーダー!」そんな子どもがひとりでも多く増え、夢が叶う未来のため、プロ野球チア界が発展することは大きな影響力を与えるだろう。エンジェルスの今後のさらなる活躍に期待したい。

チアスクールで講師を務めるエンジェルスのMIKUさん(C)Rakuten Eagles
チアスクールで講師を務めるエンジェルスのMIKUさん(C)Rakuten Eagles

宮城県外からの応募も可。最高のライブパフォーマンスを共につくるメンバーを募集

 今年も開催が発表された新メンバーオーディション。一次選考は書類審査とフリーダンス動画審査。一次選考に合格となれば、12月17日(土)の最終選考へ。最終選考当日にメンバーが決定し、すぐに発足式が開かれる怒涛の展開だ。

 求める人材像については「笑顔とパフォーマンスで東北を盛り上げたい! 東北各地にチアスマイルを広げたい! という方」と回答。また「自分自身が一番魅力的だと思える姿で、自信を持って臨んでいただければと思います」と受験希望者へアドバイスを送った。

 最後に読者へ「2023年はこれまで以上に進化したパフォーマンスを通じ、優勝への熱い想いを伝える一番の存在として、ファンの皆さまから愛されるチームを目指します。心躍る最高のライブパフォーマンスを一緒に作り上げ、日本一になるその瞬間、フィールドで選手・ファンと一緒に喜びをわかち合いましょう! 東北にたくさんの夢と感動、元気を届けたい! 明るく元気なパフォーマンスで楽天イーグルスを盛り上げ、応援したい! という熱い思いを持った皆さまのご応募をお待ちしております」とオーディションをPRした。

 募集期間は11月20日(日)まで。応募はこちら

文・池田紗里

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