捕手登録ながら打撃と足を生かし外野手として出場
オリックスは8日、交流戦首位のヤクルトを3-0で下し、3位福岡ソフトバンクとのゲーム差を0.5に縮めた。先発の西が7回1安打無失点の快投を見せれば、ドラフト5位ルーキーの西村がプロ初アーチとなる先制2ラン。東京ヤクルト戦は2015年6月11日から8連勝となった。
福良采配が見事に決まった。ドラフト5位ルーキーの西村を「1番・右翼」で起用すると3回の第2打席で左翼席へ1号2ランを放ち先制に成功。投げては西が東京ヤクルト打線を7回までわずか1安打に封じる快投を見せ、8回を山本、9回は守護神・増井が締め勝利を飾った。
本職は捕手ながら、50メートル5秒8の俊足と巧打を買ってここ最近は外野手として起用。勝利につながるルーキーの一発に福良監督は「よう打ってくれました。足もあって、ファームでも左投手に強いというのがあった」と孝行息子の活躍に目を細めた。
好調東京ヤクルト打線を散発1安打に封じた西は4月28日対福岡ソフトバンク戦以来となる3勝目。ここまで好投しても白星に恵まれない時期があっただけに指揮官も「勝ちがついたから良かった。結構、しんどかったと思います。球数以上に疲れたと思いますね」と、圧巻の投球を見せた右腕を称えていた。
記事提供: