今季初顔合わせとなった昨日の一戦ではWBC参加組の両先発に明暗がくっきりと分かれ、則本投手の好投で楽天に軍配が上がった。これで楽天は2009年以来8年ぶりの開幕4連勝、今日の試合で勝利すれば球団初の開幕5連勝となる。先発マウンドには釜田投手が上がり、対する福岡ソフトバンクは武田投手を据えてこの一戦に臨んだ。
初回は両先発がともに3者凡退に抑える立ち上がり。しかし、2回表に先頭の4番・内川選手が二塁打で出塁し、四球と犠打で2死2,3塁に。この場面で8番・長谷川選手が内角寄りの変化球を捉えて右翼フェンス直撃の三塁打を放ち、今日は福岡ソフトバンクが先手を奪う展開となる。
続く、3回表に今宮選手の安打と四球で1,2塁とし、内川選手が142キロの直球を迷いなく強振。低い弾道で左中間に放たれた打球は、左翼手の頭上を越え、さらに左中間フェンスもギリギリで越えてスタンドに着弾。内川選手の「最高の結果になって良かった」と語る2号3ランで5対0と序盤に大きなリードを奪う。
十分な援護を得た武田投手は、3回に連続四球を与えるなど、ピンチを迎えるも要所を締めて無失点。その後も140キロ前後の直球に加え、縦に割れるカーブを有効に使って5回3失点の力投。打線が手を緩めずに加点していき、投打が見事にかみ合った福岡ソフトバンクが勝利をものにした。
WBCでベストナインを獲得した千賀投手がまさかのKOを喫して敗れた昨日とは打って変わり、今日の試合では内川選手と武田投手らの活躍で勝利を手にした福岡ソフトバンク。1勝1敗で迎える明日は、開幕から2カード連続勝ち越しをかけた重要な一戦を迎えることになる。
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