千葉ロッテマリーンズは、公式チアパフォーマー「M☆Splash!!(エムスプラッシュ)」の新メンバーオーディション開催を発表。チアパフォーマーとしてマリーンズやマリーンズファンはもちろん、野球ファン、ホームタウン千葉を応援する新メンバーを募集する。
球場におけるメインコンテンツは、言うまでもなく試合そのものだが、試合が行われている時間以外も球場に足を運んだファンが楽しめるよう、各球団さまざまな努力を重ねている。そのうちのひとつ、“球団チア”は試合日の球場内外を盛り上げるのはもちろん、チームがより地域に根付くよう、試合がない日やオフシーズンも各所で活動を行うなど、今やなくてはならない存在だ。
パ・リーグインサイトでは、パ・リーグ6球団のチアチーム、ダンスチームの2023年度新メンバーオーディション開催にあたり、各球団の担当者にインタビュー。担当するチームはどのようなチームなのかお聞きしたほか、オーディションでは具体的にどのような人材を求めているのかなどさまざまなお話をうかがった。
プロ野球チアになりたい! と志す方はもちろん、得意のダンスで新たな挑戦がしたい、夢に挑戦してみたい、そんな想いを抱くあなた。“プロ野球チアの世界”をちょっと覗いてみませんか……?
全メンバーがインストラクターを務める高いダンススキル。自慢は迫力のダンスパフォーマンス
2004年に結成され、2023年には20年目のシーズンを迎える「M☆Splash!!」。千葉ロッテマリーンズ主催試合でのグラウンド内や球場内ステージでのダンスパフォーマンスをはじめ、各種イベントのサポートなどを通して球場やマリーンズ、そしてファンを盛り上げるチアパフォーマーだ。
「27名という人数の多いチームですが、ダンスパフォーマンスでは全員がオールジャンルを幅広く、曲数も多く踊るのが私たちの特徴です」と担当者が言うように、メンバー全員の高いダンススキルから繰り出される力強く、迫力のあるダンスパフォーマンスが自慢のチーム。
また、メンバー全員がマリーンズ・ダンスアカデミー(MDA)のインストラクターを兼任。3歳から高校生を対象にレッスンを行い、次世代のM☆Splash!!の育成活動を行っているという。MDAのトップチームとして、パフォーマンス・容姿・言動・姿勢が子どもたちから憧れられる存在であることも活動方針のひとつ。単にダンスが上手なだけではなく、人間性も重要な要素であることがうかがえる。
長引くコロナ禍、もどかしい日々の中に感じた光。2022年シーズンを振り返る
2022年は、継続メンバー18名に新メンバー9名、全27名の体制で活動。新メンバーの中には、マリーンズの元エース・ジョニーこと黒木知宏氏の長女・MEIさんが加入したことも話題に。このことについて担当者は「MEIが加入したことで、応援や野球に対する熱い気持ちを持ち込んでくれて、チームの中で良い相乗効果を起こしてくれました」と語った。
また長引くコロナ禍の中、徹底した体調管理など苦労した点も多かったが、少しずつ日常を取り戻した球場で3年ぶりに実施できたことがとても多かったシーズンだったという。
「ZOZOマリンスタジアムでのビジターチアチームとの交流、平日の球場内ステージでのダンスショー、試合終了後のスペシャルステージなど3年ぶりに実施することができました。まだ制限のある中での活動になるので、メンバーとのグリーティングなどは再開できていませんが、それでも移動中にファンのみなさんから声をかけてもらえたり、SNSであたたかいコメントをもらえたりした時は本当に嬉しいです」と、喜びをにじませた。
コロナ禍より以前の活動を再開していくなかでの線引き、どこまで戻していくかの葛藤は今も続いていると言うが、「どんな状況でも、今までもこれからも、チームとファンのみなさんをつなぐ存在であり続けたい」という思いは、もどかしい日々があったからこそ、よりはっきりと認識することができたようだ。
目指すはスポーツエンタメ界No.1のパフォーマンスチーム。新メンバーに求める人材像とは?
今年も開催が発表された来シーズンの新メンバーオーディション。求める人材像はどのような女性なのだろうか。
「マリーンズを一緒に応援する仲間、そしてチームに貢献できる人に来ていただきたいです。ダンスパフォーマンスはオールジャンルを披露するため、チア・HIPHOP・JAZZなど幅広く身についていることが望ましく、また近年は商品PRなどでのモデルとしての撮影や取材対応も増えているので、ポージングスキルやMCスキルも歓迎します。オーディションではできることを1つでも多く披露して欲しいです」
オーディション当日は、M☆Splash!!ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、マネジメント担当が審査をし、実際にチームに加入した時の姿を想像し、ビジュアル、ダンススキル、踊りの表現力(パフォーマンス力)を主に見ているという。受験者の服装やヘアメイクについては、
「M☆Splash!!のパフォーマンス実演時と同様にウエストラインや腕、脚が見えるセパレートタイプのエクササイズウェアを着用してください。ヘアメイクは試合に出演することを想定した、ご自身が一番魅力的に見えるヘアメイクが好ましいです」とのこと。詳細は球団公式ホームページに記載があるので、受験者は必ずチェックのうえオーディションに挑んでほしい。
最後に、M☆Splash!!として活動していくうえで、もっとも大切にしてほしいマインドをうかがうと「ダンスパフォーマンスを通じて、千葉を、マリーンズを、ファンを応援する気持ちです」と回答。
なんのために踊っているのか、なんのために存在するチームなのか。答えはシンプルで“千葉ロッテマリーンズを応援するため”。主な活動場所であるZOZOマリンスタジアムのグラウンドは、選手たちにとって誰しもが簡単には来れぬ特別な場所。一軍の舞台で人生をかけて戦う選手たちに敬意を払い、心を込めたパフォーマンスで球場を盛り上げてくれることを、2023年シーズンも期待している。
担当者は「スポーツエンタメ界No.1のパフォーマンス力を誇るチームを目指していくのに相応しいメンバーを募集しています。我こそは!という方はぜひご応募ください」とPR。新メンバー募集期間は10月14日(金)〜11月3日(木・祝) 23時59分まで。応募はこちら
文・池田紗里
関連リンク
・指標の面でも死角なし? 千葉ロッテ・オスナの圧倒的な投球内容にデータで迫る
・激動の2021年を越えて。千葉ロッテマリーンズが取り組むチケット販売のいま【パ・リーグ ビジネスインサイト】
・二軍でパ戦士が躍動! 高田孝一は投手3冠、リチャードは2冠獲得
記事提供: