6月7日、神宮で行われた東京ヤクルトと福岡ソフトバンクの第2回戦。両軍合わせて5本塁打が飛び出した試合は、延長10回裏に痛恨の押し出し四球を与えてしまい、3対4でサヨナラ負け。チームは接戦を落として手痛い連敗を喫することとなった。
先制したのは東京ヤクルトだった。2回裏、福岡ソフトバンク先発の石川投手が投じた直球を5番・雄平選手に左翼席に運ばれて1点を失う。追う展開となった福岡ソフトバンクだったが、4回表に8番・甲斐選手が押し出し四球を選び1対1と試合を振り出しに戻す。
試合は福岡ソフトバンクの先発・石川投手、東京ヤクルトの先発・ブキャナン投手がともに好投を披露する投手戦に。若田部コーチが「緩急を上手く使いながらゲームを作っていってもらいたい」とコメントしたように、石川投手は力強い直球と、ブレーキを利かせながら大きく曲がるパワーカーブで相手打線を翻弄し、1対1のまま試合は終盤に突入する。
再び試合が動いたのは7回裏。石川投手が雄平選手に今日2本目の一発を浴び、1対2と終盤で再びリードを許すが、直後の8回表に打線が反撃。4番・柳田選手の14号ソロで同点に追い付くと、続く松田選手がバックスクリーンへ13号ソロを叩き込んで勝ち越し。福岡ソフトバンクの主軸が東京ヤクルトの2番手・中尾投手から2者連続本塁打を放って逆転に成功する。
リードを奪った福岡ソフトバンクは石川投手の後を受けた2番手・加治屋投手が8回裏を3者凡退で終えるが、9回裏、クローザー・森投手が4番・バレンティン選手に15号ソロを浴び、3対3と同点に追い付かれて試合は延長戦へ。
10回表は無得点で終わり、迎えた10回裏。福岡ソフトバンクの4番手・モイネロ投手が雄平選手に痛恨の押し出し四球を献上しサヨナラ負け。白熱の接戦は東京ヤクルトに軍配が上がった。
神宮球場で行われた東京ヤクルトと福岡ソフトバンクの交流戦首位争いは、福岡ソフトバンクが2連敗。東京ヤクルトを1ゲーム差で追う立場となった。
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