10月2日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天とオリックスの第25回戦は、5対2でオリックスが勝利。76勝65敗2分、勝率.539の1位でレギュラーシーズンを終えた。
オリックスの先発は田嶋大樹投手。今季5勝を挙げている東北楽天に対し、序盤3回は無失点に抑える。しかし4回裏、連打と四球で無死満塁のピンチを背負い、マウンドを比嘉幹貴投手に託す。あとを継いだ比嘉投手だったが、ギッテンス選手に先制の2点適時打を浴びた。
なおも無死1、2塁のピンチ。ここでベンチは宇田川優希投手を送る。宇田川投手は見事ここを無失点に抑え、最少失点とした。するとここまで田中将大投手に対し無得点だった打線も奮起。直後の5回表、こちらも連打と四球で無死満塁の好機をつくると、伏見寅威選手の適時打で1点を返す。
さらに続く福田周平選手は「なんとか食らいついていって」と三塁線を破る2点適時打で試合をひっくり返した。リードしたオリックスは、宇田川優希投手が回跨ぎで登板し無失点。6回裏、7回裏は山崎颯一郎投手が2回無失点と複数イニング交代の継投でリードを守る。
8回裏をワゲスパック投手がつなぐと、9回表にはこの日一軍昇格の杉本裕太郎選手が二塁打を放ち、1死2、3塁のチャンスメイク。続く伏見選手の適時打で2点を追加し、試合を決めた。9回裏は阿部翔太投手が3人で締め、試合終了。
オリックスは投げては積極的な継投で最少失点にしのぎ、打線もその投球に応えるようにつながった。他球場で福岡ソフトバンクが敗戦したため、リーグ連覇を達成した。
一方敗れた東北楽天は、先発の田中将大投手が5回72球5安打3失点。自身2桁勝利もかかるマウンドで、踏ん張りきれなかった。打線も終盤にかけて沈黙。序盤の勢いを失い、69勝71敗3分と借金2で終了した。
123456789 計
オ 000030002 5
楽 000200000 2
オ 田嶋大樹-比嘉幹貴-○宇田川優希-山崎颯一郎-ワゲスパック-S阿部翔太
楽 ●田中将大-宮森智志-宋家豪-松井裕樹-安樂智大
文・小野寺穂高
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