4回まで1失点投球に、マルドナード「問題なく投げられていた」
エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地でのロイヤルズ戦で今季9度目の先発マウンドに上がったが、右手中指にマメが出来るアクシデントに見舞われて4回でマウンドを降りることとなった。1点ビハインドの5回も1度はマウンドに上がったが、投球練習を行なっているところでマイク・ソーシア監督がマウンドへ。指揮官と言葉を交わしたあとに交代を告げられ、降板となった。
序盤から制球には苦労していた大谷だったが、3回までは最速99マイル(約159キロ)のストレートやスライダー、スプリットなどの変化球を駆使してスコアボードにゼロを並べていった。4回2死二塁でゴードンに先制の適時打を許し、その後に2者連続四球で2死満塁のピンチも招いたものの、最後はアルモンテを空振り三振に切って何とか最少失点で切り抜けた。
先発投手にとって責任イニングとなる5回もマウンドに向かった大谷だったが、投球練習中にマウンドに向かった指揮官に交代を告げられると、悔しげな素振りを見せながら、マウンドを降りた。
この時の二刀流右腕の様子を、女房役であるマルドナードが語っている。米メディア「スポルティングニュース」によれば、大谷は降板を言い渡されると、少しばかりの不満を抱えたようで、マルドナードは「彼は少しイラついていたよね。誰だって試合となれば投げ抜きたいものだからね」と語っている。
どのタイミングでマメが出来たかは明らかになっていないものの、マルドナードはそこまでの投球はまずまずの内容だったと見ていたという。「彼は(マメができるまでは)終始問題なく投げれていたんだ。良いボールを投げていたよ。普段通りにね。ストライクもとれていたし、カウントに関係なくどんな球も投げられていたし」と話し、状態自体は決して悪くなかったことを強調していた。
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