◇福岡ソフトバンク対千葉ロッテ 第23回戦(25日・PayPayドーム)
福岡ソフトバンクの甲斐拓也選手が今季第1号となる3ランを放った。
打撃不振に苦しんだ一年だった。甲斐選手はここ3年連続で2桁本塁打を放っていたが、今季はここまで快音が生まれておらず、打率も試合前時点で.182と2割を下回っていた。不調は守りにも影響し、盗塁阻止率はここまでリーグ4位。昨季は全143試合に出場したが、今季は海野隆司選手、渡邉陸選手ら若手にもスタメンマスクを譲る試合が見られた。
その悔しさを晴らすような一発。弾道は低かったが、ファンの声援と甲斐選手の思いが最後に一押ししたか。今試合は優勝争いをするチームにとって重要な一戦。圧倒的な信頼関係を築く先発・千賀滉大投手を援護する3ランとなり、点差は5点に広がった。
◇甲斐拓也選手 コメント
「打ったのはツーシームです。しっかりと捉えることができました。追加点を取ることができて良かったです。今季初のホームランは素直にうれしいです(笑顔)」
文・小野寺穂高
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