9月25日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの第23回戦は、10対0で福岡ソフトバンクが大勝した。
千賀滉大投手は抜群の立ち上がり。先頭の高部瑛斗選手を3球三振に封じると、わずか8球で初回の投球を終える。3回表には2四球で2死満塁のピンチを背負ったが、後続を退けた。
すると打線は直後の3回裏、先頭の周東佑京選手がセーフティバントで出塁。犠打で1死2塁とし、三森大貴選手が先制の適時打を放った。さらに「気持ち一本です!」と、続く牧原大成選手が食らいついた打球は、内野の頭を越えるタイムリーに。2点を先行する。
4回裏には甲斐拓也選手が待望の今季1号3ラン。5回裏は中村晃選手が2試合連続となる7号3ランを放ち、8対0と千葉ロッテを大きく突き放す。千賀投手は続く6回表を無失点に抑え、6回106球5安打4四球5奪三振無失点で降板。7回表は田中正義投手がおよそ1カ月ぶりの登板で1回2奪三振0封。直後の7回裏には今宮健太選手がチーム3本目の7号2ランを放ち、試合を決めた。
さらに福岡ソフトバンクにとってうれしいニュースも。手術で戦線を離脱し、今季の復帰は困難とされていた大関友久投手が一軍復帰。8回表からの2回を投げ、2安打無失点の好投で試合を締めた。
大量10得点で勝利した福岡ソフトバンクは大きな2連勝。千賀投手がリーグ2位タイの11勝目をマーク、打線も爆発し、優勝へのマジックナンバーを「5」とした。一方敗れた千葉ロッテは、先発の小島和哉投手が4回6安打5失点の投球で11敗目。打線も7安打を放ちながら本塁が遠く、逆転でのプレーオフ進出も、また一つ遠のいた。
123456789 計
ロ 000000000 0
ソ 00233020X 10
ロ ●小島和哉-八木彬-坂本光士郎-岩下大輝
ソ ○千賀滉大-田中正義-大関友久
文・小野寺穂高
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