シーズンも最終盤。9月9日時点でのパ・リーグ順位は、1位から5位までが「5」ゲーム差、さらに上位3チームが「0」ゲーム差と、史上まれに見る大混戦となっている。そんなペナント争いに注目が集まるが、個人タイトル争いも佳境に入っている。
各タイトルでし烈な争いが続いているが、最多奪三振は球界を代表する若きエース2人による闘いとなった。
現時点でトップに立っているのは、172三振を奪ったオリックスの山本由伸投手。防御率、勝利数、勝率でも1位と、いつものごとく打者を圧倒する投球を続けている。2位は完全試合を達成した千葉ロッテ・佐々木朗希投手の162奪三振。3位の福岡ソフトバンク・千賀滉大投手は130奪三振となっている。
順当にいけば山本投手が3年連続で最多奪三振に輝きそうだ。しかし奪三振率(9イニング平均の奪三振数)で見た場合、山本由伸投手が9.50、佐々木朗投手が12.32。単純計算ではあるが、残り4試合に登板、すべての登板で9回を投げた場合、山本投手が38奪三振、佐々木朗投手が49奪三振を稼ぐことになり、現在の「10」奪三振の差は埋まることになる。
佐々木朗投手は疲労により10日の登板を回避したため、タイトル獲得は険しい道となった。しかし、山本投手の残りの登板回数次第では希望も見える。今後も球界を代表する両投手の登板から目が離せない。
関連リンク
・個人成績ランキング
・大卒の若手から待望の「プロ初」続々と…パ・リーグの“今”を3分で
・北海道日本ハムファイターズがファンクラブを一新「FAV」に込めた想いとは
・シーズン終盤を盛り上げるアイテムも!パ6球団担当者イチオシグッズ
・周東佑京&牧原大成、わずか3球で鮮やかな先制劇!二軍注目シーン
記事提供: