昨夜は開幕戦からいきなり延長戦にもつれる熱戦となり、楽天がペゲーロ選手の特大弾で4時間を超えるゲームに終止符を打った。今日の先発マウンドには、オリックスが新外国人のコーク投手を送り、対する楽天は辛島投手で試合が始まった。

昨日と同様に、今日の試合も序盤から活発に試合が動く展開となる。まずは2回表に7番・島内選手の適時打で楽天が先制点を奪うが、直後にオリックスがすぐさま同点に追い付く。

さらに、3回表には、先頭の嶋選手が四球で出塁し、茂木選手のフェンス直撃となる勝ち越し二塁打、なおも続く好機でアマダー選手、今江選手の適時打で計4点を奪取。5対1と楽天が主導権を握る。

開幕からの連敗は何としてでも避けたいオリックスは6回裏、安達選手、川端選手の連打で好機を作ると、1死1,2塁からロメロ選手が来日初打点となる左前適時打を放ち、1点を返す。ここで、楽天の先発・辛島投手が降板し、2番手・福山投手から満塁の好機とするも、1点どまりで反撃ならず。

1点を返された楽天だったが、7回表に2四球とアマダー選手の安打で1死満塁の好機を作り、銀次選手の中前適時打で7対2とリードを広げる。さらに、9回表にはアマダー選手のこの試合3安打目となる中前適時打や藤田選手、島内選手の右前適時打など、結果的に打者一巡の猛攻で計6点を挙げ、試合を決めた。

昨日は延長戦で勝利を手にし、今日は打棒爆発でオリックスを圧倒した。これで楽天は開幕から連勝。則本投手はWBC出場のため登板を遅らせており、岸投手はインフルエンザによる離脱で大きな2枚看板を欠きながらの苦しい戦いを強いられている。しかし、ここまでの2戦では、その影響を全く感じさせない試合運びで白星を手繰り寄せている。今後、この「2人のエース」がチームに加わった際には、さらに強い楽天の野球が見られるはずだ。