6月3日の東京ヤクルト戦では、何度も好機を作りながらもあと一本が遠く、交流戦5連敗を喫した楽天。パ・リーグ5球団が得意の交流戦で負け越しを回避している中、12球団で唯一未だ勝ち星がない。そんな楽天は5日から巨人との3連戦に臨む。昨季3連勝した相性の良い相手との対戦、その注目ポイントを挙げていきたい。
【昨季対戦成績】
巨人→0勝3敗、楽天→3勝0敗
【巨人】山口投手 9試合、4勝4敗 64.2回、64奪三振、26失点 防御率3.34
【楽天】古川投手 1試合、0勝1敗 5回、2奪三振、3失点 防御率5.40
楽天の予告先発は古川投手が発表されている。今季初登板となった5月29日の横浜DeNA戦は、ほぼ毎回走者を出す苦しい投球ではあったものの、5回3失点と力投したうえに、自身のバットで同点打も生み出している。5日もセ・リーグ主催試合であるため、おそらく打席が回ってくるだろう。投球だけでなく、その打撃にもぜひ注目したい。
楽天打線では、交流戦打率パ・リーグトップの.438を記録している銀次選手に期待だ。3日の試合では3安打猛打賞と奮闘し、6回裏に一時同点に追い付く適時二塁打を放った。得点圏打率も.361と高く、本来の勝負強さを発揮していると言える。楽天は銀次選手の前に走者を溜めて得点に結び付け、なんとしても交流戦未勝利の状態から抜け出したい。
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