8月29日、京セラドーム大阪で行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの第18回戦は、3対2で千葉ロッテが勝利した。

　千葉ロッテは初回、相手先発・奥村政稔投手から高部瑛斗選手が第3号ソロを放ち幸先よく先制に成功。

　先発、森遼大朗投手は1回裏、無死1塁から野村勇選手に適時三塁打を浴びて1点を失う。なおもデスパイネ選手に適時打を許し、逆転を許した。しかし2回裏は3者凡退、3回裏も3人で打ち取り、3回46球3安打2失点でマウンドを降りる。後を受けた2番手・岩下大輝投手は、4回裏、5回裏に走者を背負うも無失点に抑え、1点差のまま試合は後半戦に突入する。

　追いつきたい打線は6回表、代わった福岡ソフトバンクの2番手・甲斐野央投手を攻める。先頭の荻野貴司選手の安打、高部選手の犠打で1死2塁。続く中村奨吾選手の安打で1死1、3塁と好機を拡大すると、山口航輝選手の適時打で同点に追いつく。7回表には、佐藤都志也選手の四球などで2死2塁と得点圏に走者を置くと、荻野選手が適時三塁打を放ち、勝ち越した。

　リードを守り抜きたい千葉ロッテは、7回裏を唐川侑己投手、8回裏をゲレーロ投手が無失点に抑えると、最終9回裏はオスナ投手が3者凡退に抑えて、3対2で試合終了。

　勝利した千葉ロッテは荻野選手、中村選手が複数安打を放つなど打線につながりも生まれ、勝利を呼び込んだ。リリーフ陣も5投手でつなぎ、3番手で登板した東條大樹投手が勝利投手となっている。

　一方敗れた福岡ソフトバンクは、奥村投手が5回4安打5奪三振1四球1失点。プロ初先発のマウンドで好投を見せるも、中継ぎが踏ん張れず。打線も千葉ロッテの投手陣を捉えきれなかった。

　 １２３４５６７８９ 計
ロ １００００１１００ ３
ソ ２００００００００ ２

ロ 森遼大朗-岩下大輝-○東條大樹-唐川侑己-ゲレーロ-Sオスナ
ソ 奥村政稔-甲斐野央-嘉弥真新也-●津森宥紀-泉圭輔

文・鈴木優菜

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