【試合戦評】福岡ソフトバンクが勝負強さを発揮し、終盤に逆転。価値ある勝利で白星発進

パ・リーグ インサイト

2017.3.31(金) 00:00

北海道日本ハムの驚異的な追い上げに屈し、3連覇を逃した福岡ソフトバンクは最多勝、最高勝率の二冠に輝いた和田投手が2011年以来、6年ぶりとなる開幕マウンドへ。そして2005年以来のリーグ優勝を狙う千葉ロッテの先発は3年連続で涌井投手が務め、白熱の投手戦が幕を開けた。

初回、和田投手は危なげなく3者凡退に抑える投球も、一方の涌井投手はいきなり得点圏に走者を背負う対照的な投球に。しかし、ここは涌井投手も落ち着いて無失点で切り抜けると、その後は両者ともに数字以上にスピードを感じさせる直球を武器に、ゼロ行進が続く。

6回まで両エースによるハイレベルの投球で無得点に終わり、0対0で迎えた7回表。千葉ロッテが先頭の角中選手、4番・パラデス選手の連打で好機を生み、新外国人・ダフィー選手の来日初安打、初打点となる適時打で先制に成功する。

本拠地の大観衆の前で反撃を見せたい福岡ソフトバンクは、直後に四球と安打で1死1,2塁とすると、7番・松田選手が気合で運ぶ同点適時打を放ち試合を振り出しに戻す。さらに続く8回裏の攻撃で本多選手の適時打と柳田選手の犠飛で2点を勝ち越し。終盤に強力打線が強引に流れを呼び戻し、試合をひっくり返す。

そして最終回のマウンドには守護神・サファテ投手が上がり、155キロの直球で見逃し三振を奪うなど、危なげなく無失点に封じて逆転勝利。昨季、これ以上ないほどの悔しさを味わった福岡ソフトバンクが幸先の良いスタートを切った。

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