12球団で唯一交流戦未勝利の鷲。救世主の再来が待たれる

パ・リーグ インサイト

2018.6.3(日) 09:31

東北楽天ゴールデンイーグルス・田中和基選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・田中和基選手(C)パーソル パ・リーグTV

6月3日、楽天生命パークでは楽天と東京ヤクルトのカード最終戦が行われる。2日の2戦目は鷲のエース・則本投手が125球を投げ、8回4安打13奪三振3失点と力投したものの、またも打線が援護できず。交流戦初勝利はお預けとなった。パ・リーグでも交流戦でも単独最下位に沈む楽天。復調の兆しは現れるのか、3日の試合の見どころを挙げていく。

【今季対戦成績】
楽天→0勝2敗、東京ヤクルト→2勝0敗

【楽天】美馬投手 6試合、0勝5敗 30.1回、16奪三振、23失点 防御率6.53
【東京ヤクルト】小川投手 3試合、1勝2敗 12.2回、14奪三振、9失点 防御率6.39

3日の楽天の予告先発は美馬投手。前回登板のオリックス戦では6回2失点(自責1)と好投したものの、待望の今季初勝利を挙げることはできなかった。ここまで自身4連敗中で、もがき苦しむ昨年の開幕投手。前回の好投が復調の兆しなら、不調の打線とその投球がかみ合うか否かが鍵になる。交流戦未勝利のチームの救世主となって、昨年積み上げた信頼をもう一度取り戻すことはできるか。

美馬投手を援護する楽天打線においては、ただ1人打点を挙げた田中選手に、引き続き注目したい。3番・センターとして連日得点に絡む活躍を見せており、その若さと躍動が苦しむチームにもたらすものは計り知れない。自身の結果が勝利に結び付かない状況が続くが、チャンスを確実にものにしてチームを盛り立てる存在になってほしいところだ。

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