6月2日、楽天生命パークで行われた楽天と東京ヤクルトのカード2戦目。1日の初戦で楽天は辛島投手の力投を援護できず、交流戦に入ってから白星なしの3連敗を喫した。
今日の先発マウンドでは、エース・則本投手が連敗ストップを託される。6勝19敗とホームゲームでの負け越しが目立っている楽天。休日に球場に詰め掛けた本拠地のファンに、そろそろ交流戦初勝利を届けたいところ。対する東京ヤクルトの先発は由規投手である。
先発の則本投手は、1回に東京ヤクルト打線を3者凡退、2回に中軸を3者連続三振と、抜群の立ち上がりを見せた。しかし、3回表に一発を浴びて2点のリードを許す。ただその後はすぐさま立ち直り、失点した3回を除き、5回まで1人の走者も出さなかった。
そんなエースを後押しするように、5回裏、若鷲が奮起する。1死から嶋選手への死球、茂木選手の二塁打などで2死2,3塁のチャンスが訪れると、ここで打席に立った3番・田中選手が左中間への適時二塁打を放つ。2人の走者が生還し、絶賛売り出し中の背番号25の一打で、楽天が2対2の同点に追い付いた。
しかし8回表、球数120球を超えているエースが痛恨の勝ち越し打を浴びる。それ以上の追加点は許さなかったものの、スコアは2対3となってしまった。1点を追う9回表、マウンドには松井投手が上がる。ビハインドながら、流れを呼び込むべく東京ヤクルト打線を抑えたが、その裏の打線にはあと一本が出ず。結局反撃は叶わなかった。
楽天と東京ヤクルトの2戦目は、3対2で東京ヤクルトが勝利。両チーム合わせて9安打という投手戦を、東京ヤクルト投手陣が制した。楽天の先発・則本投手は8回4安打13奪三振3失点と力投したものの、またも打線が援護できず。交流戦初勝利はお預けとなった。
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