◇福岡ソフトバンク対埼玉西武 第14回戦(31日・PayPayドーム)
福岡ソフトバンクの黒瀬健太選手がプロ入り初打点を記録。チームはこの一打で勝ち越しに成功した。
1点を追う2回裏、4連打で同点に追い付くと、この日「8番・一塁」でプロ初スタメンで出場の黒瀬健太選手に打席が回った。カウント2-2からの5球目を捉えると、痛烈な打球はレフトへ。犠牲フライには十分な飛距離で3塁走者が生還し、勝ち越し打点を挙げた。
黒瀬選手は2015年ドラフト5位で福岡ソフトバンクに入団。高校通算97本塁打と長距離砲として期待されながらも、結果が出ず18年オフに戦力外通告を受け、育成として一から鍛え直してきた。その成果も結実し、今季はウエスタン・リーグで36試合26安打7本塁打、打率.260をマーク。登録期限が迫る28日に支配下登録を勝ち取り、30日の埼玉西武戦では代打で出場していた。
◇黒瀬健太選手 コメント
「最低でも犠牲フライという気持ちで打席に入りました。追い込まれてしまいましたが、なんとか食らいついて必死に打つことができました。最低限の仕事をすることができ、勝ち越しの一打となって良かったです。初打点は素直にうれしいです」
文・小野寺穂高
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