和田毅の力投で鷹が連敗ストップ。グラシアル、久々の一発は貴重な追加点

パ・リーグ インサイト

2022.7.31(日) 16:37

福岡ソフトバンクホークス・和田毅投手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・和田毅投手(C)パーソル パ・リーグTV

 7月31日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと埼玉西武の第14回戦は、4対2で福岡ソフトバンクが勝利した。

 福岡ソフトバンクは1点を追う2回裏、デスパイネ選手、牧原大成選手、グラシアル選手の3連打で無死満塁の好機を演出。続く柳町達選手が「前に飛ばしてアクションを起こそうと思った」と食らいついた打球はセンターへ抜ける自身4試合ぶりの安打となり、同点に追い付く。さらにプロ初スタメンの黒瀬健太選手にも犠飛が生まれ、1点を勝ち越した。

 先発の和田毅投手は、毎回走者を許す展開も、失点は初回の1点のみにとどめる。打線も4回裏にグラシアル選手の6月19日以来となる6号ソロで1点を追加。さらに1死1、2塁からは甲斐拓也選手に適時二塁打も生まれ、粘投の和田投手を援護した。和田投手は5回98球7安打2四球6奪三振1失点でリリーフ陣にマウンドを託す。

 6回表に2番手の松本裕樹投手がオグレディ選手に14号ソロを浴び、2点差に迫られたが、後続を抑える。7回表1死からは、嘉弥真新也投手が登板し、源田壮亮選手、森友哉選手をシャットアウト。終盤の8回表、9回表は藤井皓哉投手、モイネロ投手がそれぞれ無失点に抑え、4対2で試合終了。

 勝利した福岡ソフトバンクは、「何とか連敗を止めなければという思いでした」と、ベテラン・和田投手の熱投で後半戦初白星。連敗も「4」でストップした。一方敗れた埼玉西武はエンス投手が4.1回7安打2四死球3奪三振4失点。「ランナーを置いた場面でもボールがばらついてしまった」と、失点した2回裏と4回裏を悔やんだ。

  123456789 計
西 100001000 2
ソ 02020000X 4

西 ●エンス-森脇亮介-佐々木健
ソ ○和田毅-松本裕樹-嘉弥真新也-藤井皓哉-Sモイネロ

文・小野寺穂高

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