6月2日、京セラドーム大阪で行われるオリックスと巨人の2回戦。オリックスは初戦、先発のディクソン投手が好投するも、終盤の失点が響いて勝利ならず。何としても勝って五分に持ち込みたい一戦、見どころを挙げていこう。
【今季対戦成績】
オリックス→0勝1敗、巨人→1勝0敗
【オリックス】山岡投手 9試合、2勝6敗 52.1回、45奪三振、27失点 防御率3.78
【巨人】田口投手 9試合、2勝3敗 48回、30奪三振、32失点 防御率5.06
何と言っても注目は、オリックス・山岡投手、巨人・田口投手という両先発の投げ合いだ。5年前の夏、瀬戸内高校の山岡投手と広島新庄高校の田口投手は、広島大会の決勝戦で高校野球史に残る名勝負を繰り広げた。両雄の投げ合いは延長15回まで及び、広島が1県1代表制となって以降初めての決勝引き分け再試合に。
2日後の再試合もやはり息詰まる投手戦となったが、山岡投手を擁する瀬戸内高校が1対0で広島新庄高校を下し、甲子園の切符を勝ち取った。
それぞれ別のルートを辿り、プロの世界で再び顔を合わせることとなった2人。昨年は叶わなかった投げ合いであるだけに、日本野球界最高峰の舞台で実現した「夢の対決」の行方には大きな期待がかかる。
そんな山岡投手を援護したいオリックス打線。中でも1番に座る小田選手には注目したい。なかなか出場機会に恵まれなかったが、限られた出番で着実に結果を残している。猛牛軍団の新たなリードオフマンの活躍が、勝利のカギを握っているかもしれない。
記事提供: