終盤の失点が響きオリックスが連敗。ディクソンはまたも今季初勝利ならず

パ・リーグ インサイト

2018.6.1(金) 21:28

オリックス・バファローズ 吉田正尚選手(C)PLM
オリックス・バファローズ 吉田正尚選手(C)PLM

京セラドーム大阪で行われたオリックスと巨人の3連戦初戦。オリックスは交流戦最初のカードとなった中日戦を2勝1敗で勝ち越し、本拠地へと戻ってきた。先発・ディクソン投手は今季6試合に登板していまだ勝ち星がない。巨人の先発・菅野投手は言うまでもなく球界屈指の好投手であるだけに、自身の投球で白星を呼び込んでいきたいところ。

試合の立ち上がり、ディクソン投手は初回に招いた2死3塁のピンチを無失点で切り抜ける。するとその裏、オリックスは1番・小田選手の二塁打で早速好機を迎えると、1死から3番・吉田正選手が右前に適時打を運び、菅野投手から早くも先制点を奪う。

4回表に1点を返された直後の4回裏、オリックスは1死から8番・福田選手、9番・若月選手の連打で1死1,3塁とするも、続く1番・小田選手が併殺に倒れて勝ち越しとはならず。試合は4回を終えて1対1と、投手戦の様相を見せ始める。

結局ディクソン投手は6回を投げ1失点と好投。18個のアウトのうち半数をゴロが占める、らしさ全開の投球で巨人に得点を与えない。しかし打線も、菅野投手の前に1回以降得点を奪えず。1対1と緊迫した展開のまま、試合は6回を終えた。

7回表、オリックスのマウンドには2番手・黒木投手が上がる。ところが、先頭打者の四球からピンチを招くと、犠飛を決められ痛恨の勝ち越し点を許してしまった。この後さらに失点が重なり、1対3とオリックスが2点のビハインドを背負うことになる。

反撃を狙うオリックスは、3番手・近藤投手、4番手・吉田一投手が巨人打線を無失点に抑え、流れを呼び込む投球を見せる。しかし、巨人の投手陣の前に5回以降はわずかに1安打と打線が振るわず。最終回も3者凡退に打ち取られて試合終了。オリックスと巨人のカード初戦は3対1で巨人が勝利し、オリックスは接戦を落とす結果となった。

先発・ディクソン投手が6回1失点と好投したものの、打線がわずか1得点に終わり援護することができず、カードの初戦を飾ることはできなかった。しかし、昨日に続いて1番に入った小田選手が1安打1四球でリードオフマンの役割を果たすなど、収穫は少なくない。パ・リーグ各球団が白星を重ねる中で連敗は避けたいだけに、明日は是が非でも勝利を狙いたいところだ。

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