「日本生命セ・パ交流戦2018」の1カード目が終了し、6月1日からパ・リーグ本拠地で2カード目が始まります。野球ファンのみなさまの中には、普段足を運ばない球場で試合を観戦するという方も多いのでは？

パ・リーグ本拠地限定のグルメに舌鼓を打ち、エンターテインメントを存分に楽しみ、ぜひその観戦日を素晴らしいものにしていただきたいところですが、現在パ・リーグの球場で「パ・リーグ女子」出現注意報が発令されています。

「パ・リーグ女子」、つまりパ・リーグが誇るちょっと風変わりな女性ファン。彼女たちを見かけたときは、どうか驚かないでください。ここでは、それぞれのスタンスでプロ野球にありったけの愛を注ぐ「パ・リーグ女子」の生態について紹介していきます。

元・アイドルの追っかけは強い！？　ラブ系女子インタビュー

パ・リーグインサイト編集部(以下編集部)「謎に満ちた『パ・リーグ女子』なるものの生態に目を付けた我々は、3人のパ・リーグファンの女性たちに単独インタビューを敢行。お話をうかがう中で明らかになったその特徴をまとめ、3つの種類に分けてみました」

編集部「こんにちは、『ラブ系女子』のL子さん。インタビューにご協力くださいまして、ありがとうございます。まずはあなたの簡単なプロフィールを教えてください」

L子さん「都内在住の20代です。オリックスが好きで、野球ファン歴は1年くらいです」

編集部「野球を見るようになったのは最近なんですね？」

L子さん「去年WBCを観に行ったことがきっかけですね。今ではもうどっぷり」

編集部「盛り上がりましたから、そういうファンも多いことでしょう。それでは、L子さんの現在の現地観戦のペースや応援スタイルなどを教えてください」

L子さん「月2～3回、神宮球場や戸田球場に行ってます。県外の遠征にも1人でよく行きます。一眼レフカメラが必需品ですね。選手の顔を撮りまくります」

編集部「野球を観るために、お1人で県外ですか？パワフルですねえ」

L子さん「去年はフレッシュオールスターに1人で行きました。パ・リーグではオリックスが一番ですけど、他のチームも好きだし、二軍戦をたくさん見たいので、ベランダから浦和球場が見えるマンションに引っ越すのが今のところの夢です」

編集部「ファン歴1年とは思えない玄人的発言ですね……。しかも都内にお住まいなのに」

L子さん「もともと男性アイドルが好きなんで、追っかけは得意なんです。でも、野球選手ってすごいですよね。人気アイドルグループよりチケットは安いし、ほぼ確実に取れるし、週6で会える。週6ですよ。年6の間違いじゃないですか？」

編集部「人気アイドルのコンサートは、見るだけでも大変だって聞きますね。ところでL子さんは、球場で選手に『会う』っていう感じなんですね」

L子さん「当然です。『会いに行く』んです。フェンス越しがほとんどだけど、出待ちとかしてると選手との距離がめちゃくちゃ近くて、びっくりしますよ。握手してくれるしサインも書いてくれるし。信じられないです。アイドルとの距離感に慣れてるから、ここまでして大丈夫？ってなっちゃう」

編集部「では、そんなL子さんが今一番応援している選手は誰ですか？」

L子さん「今は山岡泰輔投手と吉田正尚選手を推してますね」

編集部「推している……。好きなアイドルなどに対してよく使われる表現ですよね？」

L子さん「そうですね。山岡投手は、ほかの選手と比べたときの小ささと、小型犬みたいな顔がかわいい。吉田正選手は、お顔からは想像がつかないがっちりした下半身にギャップを感じます。とてもたくましくて良い。京セラドーム大阪にはなかなか行けないけど、推しのグッズはとりあえず全部買ってます」

編集部「全部ですか？」

L子さん「販売されたら、欠かさず揃えます。推しのことが少しでも載ってる新聞や雑誌があれば集めます。アイドルみたいに、握手券や人気投票券がついたグッズが販売されたら、たぶんやばいですよ。確実に大金をつぎ込みますね」

編集部「『お金のことは深く考えない』。さすがラブ系女子です。では、そもそもその2人を推すようになったきっかけは？」

L子さん「選手名鑑をパラパラ見てイケメンを探してたら、2人が好みだったので」

編集部「えっ、選手名鑑で目星を付けるんですか？」

L子さん「だって野球選手って人数が多すぎますよ。把握しきれないです」

編集部「選手名鑑は宣材写真的な感じなんですね……。あの、失礼を承知でお聞きしますが、ラブ系女子のL子さんは、推しがご結婚されたらどう思われます？」

L子さん「あ～～～～悲しい……」

編集部「そういえば、山岡投手は新婚さんですね」

L子さん「ショックですけど、どうか末永くお幸せに(ノД`)・゜・。って感じです」