◇東北楽天対埼玉西武 第12回戦(8日・楽天生命パーク宮城)
東北楽天の松井友飛投手がプロ初登板初先発。初回、先頭の平沼翔太選手から三振を奪った。
初の一軍マウンドで迎えた試合開始直後は、いきなり3-1と不利なカウントに。しかし5球目を外角一杯の直球で2ストライク目を取ると、勝負球の6球目は149km/hのストレートで空振りを誘った。
石川県出身の松井友飛投手は、穴水高校、金沢学院大学を経てドラフト5位で東北楽天に入団した。190cmの長身から、角度をつけて投げ下ろす投球が持ち味。今季はここまでファームで9試合に先発し、3勝1敗、防御率1.54と好投を見せていた。
◇松井友飛投手 降板後コメント
(4回78球6安打2四球3奪三振4失点)
「初登板ということで緊張も多少あり、投球練習でマウンドに上がってから体が少しフワフワする感覚がありました。その分ボールも高めに上ずっていましたし、追いこんでからの決め球も甘いコースになってしまって打たれてしまいました。ただ、しっかり投げきった時は三振も取れたので、反省と手応えのどちらもある登板になったと思います。今日の投球で出た課題をしっかりと今後に生かせるように練習から取り組みたいと思います」
文・小野寺穂高
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