前夜の大逆転負けを払拭するために。背水のウルフはチームの、そして自身の苦境を救えるか

パ・リーグ インサイト

2018.5.31(木) 09:33

埼玉西武ライオンズ・ウルフ投手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・ウルフ投手(C)PLM

両リーグの首位同士がいきなり激突することで注目を集めたカードの最終戦。シーズン序盤から首位の座を守っているものの、最近はやや調子を落とし気味でもある埼玉西武にとっては重要な3連戦だったが、30日には連勝が濃厚と思われた展開からまさかの逆転負けで、痛恨の黒星を喫してしまった。悪い流れを引きずらないためにも重要な一戦となりうる、5月31日の試合の見どころを挙げていきたい。


【今季対戦成績】
広島→1勝1敗、埼玉西武→1勝1敗

【広島】薮田投手 7試合、2勝0敗 20 .2回、15奪三振、8失点 防御率2.61
【埼玉西武】ウルフ投手 4試合、1勝1敗 15 .2回、5奪三振、15失点 防御率7.47

埼玉西武の先発はウルフ投手。今季最初の2試合では合計12イニングスを投げて2失点と好投を見せていたが、4月15日に1回持たずに8失点(自責点7)と大乱調の末に故障で降板。復帰登板となった5月24日の福岡ソフトバンク戦でも3回1/3を5失点(自責点4)と試合を作ることができなかった。31日の試合では開幕当初のような安定感のある投球を取り戻すことができるか、ウルフ投手にとっても正念場のマウンドとなる。

野手陣では栗山選手に注目だ。開幕直後は打率を3割に乗せて好調を維持していたが、チーム状態の下降とともに自身も状態を落としていた。だが、5番に入った30日の試合では満塁の好機できっちりと先制の2点適時二塁打を放ち、チームに先制点をもたらしている。完全復活を目指すベテランは2試合連続でクリーンアップとしての役割を果たし、改めて存在感を示すことができるだろうか。

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