6月18日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと東北楽天の第7回戦は、3対1で福岡ソフトバンクがサヨナラ勝利。息詰まる投手戦を一振りで制し、首位に浮上した。
福岡ソフトバンクの先発は大関友久投手。初回に2死1、2塁とピンチを背負うが、銀次選手を中飛に打ち取り無失点で終える。以降は徐々に調子を上げて行き、4回表にはわずか11球で3者連続三振を奪うなど、圧巻の投球を披露。
一方の打線は、3回まで毎回走者を出しながらも、2度の併殺などで得点圏に進むことができない。しかし4回裏、柳田悠岐選手が変化球を捉えてスタンドへ。2試合連発となる9号先制ソロで先手を取った。
6回裏、今宮健太選手の二塁打から1死3塁とこの試合で初めて得点機をつくるが、柳田悠岐選手の打球は一塁手正面へのゴロとなり、本塁生還を阻まれる。続くデスパイネ選手も三振に倒れ、リードを広げられないまま試合は終盤戦へ。
快投を続けた大関投手が8回113球1安打7奪三振3四死球無失点で降板し、9回裏にはモイネロ投手が6試合ぶりのマウンドへ。2四球などで2死満塁の窮地を迎えると、銀次選手に適時打を浴び、同点とされた。
10回表に登板した又吉克樹投手が2死3塁のピンチをしのぐと、10回裏に先頭の三森大貴選手が安打で出塁。続く中村晃選手の犠打が決まらず1死1塁となったが、周東佑京選手がフルスイングした打球は一直線にスタンドへ。ポール際ギリギリに着弾するサヨナラの2号2ランとなり、試合終了。
福岡ソフトバンクは、先発した大関友久投手が8回1安打無失点。一度は同点に追い付かれるも、周東選手が試合を決めた。柳田選手は、2試合連続の一発で2桁本塁打に王手をかけている。
東北楽天は、辛島航投手が5.1回77球4安打2四球2奪三振1失点。銀次選手の一打で延長戦へ持ち込んだが、守護神の松井裕樹投手がつかまった。なお8回裏、左飛を捕球した際に西川遥輝選手がフェンスに激突。自力で歩いてベンチへと戻ったが、直後の攻撃で代打を送られている。
12345678910 計
楽 0000000010 1
ソ 0001000002X 3
楽 辛島航-西口直人-鈴木翔天-安樂智大-宋家豪-●松井裕樹
ソ 大関友久-モイネロ-○又吉克樹
文・吉村穂乃香
関連リンク
・試合詳細/動画はこちら
・【動画】福岡県那珂川市出身のピアニストの中村理恵さんが始球式に登場
・【動画】3者連続三振!大関友久の剛腕が唸る
・【動画】2戦連発!柳田悠岐 フルスイングで逆方向へホームラン
・【動画】土壇場での殊勲打!銀次の同点タイムリー
記事提供: