6月17日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと千葉ロッテの第7回戦は、7対4で千葉ロッテが勝利した。
千葉ロッテの先発は、4月14日以来の登板となる二木康太投手。初回に連打で無死1、2塁のピンチを背負うと、2死から野村佑希選手の適時打、押し出し四球も絡み、この回2点を失う。2回裏には、アルカンタラ選手に10号ソロを浴びると、3回以降も走者を背負いながらの苦しい投球となり、4回裏に1死を取ったところで降板。3.1回69球7安打3四球1奪三振4失点の内容だった。
一方の打線は、相手先発・上沢直之投手を前に得点が奪えない。初回に四球と敵失策で2死1、3塁の好機をつくるも、後続が打ち取られ無得点に。2回以降も、敵失策や四球で走者を出すも、あと一本が出ずホームが遠い展開が続いた。
先発の後を託されたリリーフ陣は粘りの投球を披露。4回表途中から登板した小沼健太投手が、淺間大基選手に適時打を浴びるも、後続を打ち取り最少失点で切り抜ける。5回表からは、本前郁也投手がマウンドへ。安打で走者を出しながらも要所を締める投球で、4イニングを無失点に抑える。
反撃したい打線は8回表、先頭の高部瑛斗選手、代打・角中勝也選手の連打で無死1、2塁の好機をつくると、荻野貴司選手が適時打二塁打を放ち、1点を返す。さらに1死2、3塁から、3番・中村奨吾選手が犠飛を放ち、2対4と2点差に詰め寄る。
9回表には、先頭のレアード選手が四球で出塁、続く佐藤都志也選手の二塁打で好機をつくり、安田尚憲選手の適時打で3対4に。なおも無死1、3塁の好機で、1塁走者が盗塁。この送球がそれる間に3塁走者が生還し、遂に同点に追い付く。さらに2四球で2死満塁から、中村奨選手が走者一掃の適時二塁打を放ち、この回一挙5得点。最終9回裏は守護神・益田直也投手が登板。3者凡退に切って取り、試合を締めた。
勝利した千葉ロッテは、本前投手が地元北海道での初勝利を記録。4回63球3安打2四球4奪三振無失点の好投で、チームに勝利を呼び込んだ。打っては、中村奨選手が4打点の活躍。高部選手が3安打の活躍で、打線をけん引した。
敗れた北海道日本ハムは、救援陣が踏ん張れず。先発の上沢直之投手は、7回109球2安打2四球7奪三振無失点の力投を披露。打ってはアルカンタラ選手が2安打1本塁打の活躍だった。
123456789 計
ロ 000000025 7
日 102100000 4
ロ 二木康太-小沼健太-○本前郁也-S益田直也
日 ●上沢直之-石川直也-北山亘基-古川侑利
文・谷島弘紀
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