甲子園で行われた阪神と福岡ソフトバンクの一戦。投手陣に離脱者が目立つ苦しい状況が続いている福岡ソフトバンクは、ここまで中継ぎでの登板を続けてきた岡本投手がプロ初先発を果たす。重要な「交流戦開幕投手」として、記念すべき初先発を勝利で飾ることはできるか。対する阪神の先発は好投手・メッセンジャー投手だ。
福岡ソフトバンクは、1回表から中村晃選手と柳田選手の連打で2死2,3塁といきなり先制の好機を作りながらも、後続を断たれて無得点。一方の岡本投手も得点圏に走者を背負う苦しい投球が続きながらも、要所を締めて阪神打線に先制を許さず。序盤はスコアボードに0が並ぶ展開が続く。
中盤以降も、早々に継投策に入った福岡ソフトバンクと、阪神・メッセンジャー投手による息の詰まるような投手戦が繰り広げられる。両チームともに得点圏まで走者は進めながらも決定打を欠き、試合は0対0のまま後半戦に突入した。
両チームともに無得点で迎えた試合は、9回表に入りついに動く。先頭の2番・今宮選手が振り逃げで出塁し、続く中村晃選手も安打を放って1,2塁と好機を作る。ここで3番・柳田選手が三遊間を破る適時打を放って福岡ソフトバンクがついに1点をもぎ取った。
9回裏のマウンドには守護神・森投手が上がる。阪神打線に対して1死2塁とピンチを背負ったものの、後続を断って反撃を許さず。試合は最終盤で先制に成功した福岡ソフトバンクが、1対0で阪神を下した。
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