6月12日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と巨人の「日本生命セ・パ交流戦2022」第3回戦は、9対2で東北楽天が勝利した。
東北楽天打線は2回裏、1死から辰己涼介選手の4号ソロで先制。さらに2死から太田光選手の二塁打で好機をつくると、武藤敦貴選手の適時三塁打、西川遥輝選手の適時打、小深田大翔選手には適時二塁打と計4連打で3点を追加した。
巨人先発の山崎伊織投手を降板させた後も攻撃の手は緩まず。2四球で満塁とし、銀次選手は初球を捉えて適時二塁打とした。仕上げは、先制の本塁打を放った辰己選手。「(この試合、先発の則本昂大投手にかかるNPB通算)100勝を祝うために絶対打とうと思った」と球団史上初、そしてNPB史上21人目となる1イニング2本塁打でこの回9点目を奪った。
大量リードをもらった先発の則本昂大投手は、安定した投球を披露。6回表、7回表にそれぞれ1失点を喫したが、失点はここまで。7回105球6安打7奪三振2失点の好投でマウンドを降りた。東北楽天の大量リードは変わらず、8回表を宋家豪投手、9回表を西垣雅矢投手が締め、9対2で試合終了。
勝利した東北楽天は、序盤に打線がつながり試合を優位に進めた。則本投手は7回6安打2失点の好投で今季4勝目をマーク。なお、今試合でNPB通算100勝と通算1500投球回を達成している。打線では2本塁打4打点の辰己選手のほか、西川選手、小深田選手にもマルチ安打が生まれ、9安打9得点。2カード連続となる勝ち越しを決めた。
123456789 計
巨 000001100 2
楽 09000000X 9
巨 ●山崎伊織-鍵谷陽平-菊地大稀-高梨雄平-ビエイラ-今村信貴
楽 ○則本昂大-宋家豪-西垣雅矢
文・小野寺穂高
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