4番手の本田、村上に適時打を浴びるなど2失点で勝ち越しを許す
■東京ヤクルト 6ー3 オリックス(交流戦・8日・京セラドーム)
オリックスは8日、京セラドームで行われた東京ヤクルト戦を3-6で敗れ、連勝が6でストップした。4番手の本田が2失点で勝ち越しを許し、交流戦優勝争いで一歩後退。昨季日本シリーズで敗れた因縁の相手と1勝1敗のタイになった中嶋監督は「中継ぎ勝負になったわけですから。そこで負けたのでまたやり返したい」と、カード勝ち越しを誓った。
初回に交流戦首位打者の杉本が左前適時打で先制し、3回にはT-岡田のタイムリー二塁打が飛び出し序盤はペースを握ったが、先発のワゲスパックが同点に追いつかれ5回3失点で降板。8回には4番手の本田が村上に右前適時打、川端に右犠飛を浴び2失点と勝ち越しを許し逆転負け。
最速158キロの直球を武器にここまで好投を続けていた本田が初黒星。東京ヤクルトの中軸が揃う、厳しい場面で起用した中嶋監督は「一番(打線が)強いところですからね。不用意とは言わないですが、やられたらやり返すしかない。勉強というか、もっともっと高める部分はある。そこに向かっていけばいい」と、責めることはなかった。
3試合連続で欠場中の吉田正に「(大事に使う?)そうじゃないですか」
6月初黒星となったが悲観する要素はない。打線は10安打を放ち3得点だったが「繋がってないわけじゃない。正面をついて、あと一本いってたらというところ。汚いヒットでもいいから1本欲しかったですけどね。いい当たりすぎたというかね」と指揮官。
唯一の不安要素をあげるなら左太もも痛から復帰した吉田正が3試合連続で欠場していることか。この日の試合中はベンチで笑顔を見せており、スタメン復帰も近いようにみえるが中嶋監督は「(大事に使う?)そうじゃないですか」と、多くを語らなかった。
残る交流戦は首位・東京ヤクルト、2位・阪神との計4試合。可能性が残る交流戦連覇に向けチームの主砲・吉田正の復帰が待ち遠しいところだ。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
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