6月3日、バンテリンドームで行われた中日と福岡ソフトバンクの「日本生命セ・パ交流戦2022」第1回戦は、6対0で福岡ソフトバンクが勝利した。
福岡ソフトバンクの先発は、千賀滉大投手。初回、2回と走者を出しながらも無失点で抑えると、3回裏は3者凡退で終えて流れをつくる。直後の4回表、打線は今宮健太選手、柳町達選手の連打と甲斐拓也選手の犠打で1死2、3塁とすると、9番打者として打席に入った千賀投手が自らを援護する犠飛を放ち、1点を先制した。
千賀投手は4回裏、5回裏と3人ずつで抑え、自ら稼いだ1点のリードを守る。しかし6回裏、先頭の鵜飼航丞選手に対し、緩い変化球を続けて左飛に抑えたところでまさかの負傷降板。その後は嘉弥真新也投手、藤井皓哉投手と継投し、0点でしのいだ。
7回裏は4番手・津森宥紀投手が走者を出しながらも無失点で抑えると、直後の8回表、四球と今宮選手の安打などで、無死2、3塁と絶好の追加点のチャンスを得る。ここで、柳町達選手の打球は内野ゴロになり3塁走者が生還。さらに8番・甲斐拓也選手が適時打を放つと、続く代打・デスパイネ選手には今季初本塁打となる2ランが生まれ、5対0とした。
8回裏は板東湧梧投手がピンチを招きながらも無失点に抑えると、9回表には野村勇選手の適時二塁打でさらに1点を追加。6点リードの9回裏は笠谷俊介投手が登板し、3者凡退のピッチングで試合を締めくくった。
勝利した福岡ソフトバンクは、終盤に打線が畳み掛け快勝。先発の千賀投手が6回途中にアクシデントで降板するも、救援陣が好投を見せて完封リレーとなった。好調の今宮選手は、今日も猛打賞の活躍。5.1回2安打1四球無失点の千賀投手は4勝目をマークし、2位・東北楽天とのゲーム差を「1.5」とした。
123456789 計
ソ 000100041 6
中 000000000 0
ソ ○千賀滉大-嘉弥真新也-藤井皓哉-津森宥紀-板東湧梧-笠谷俊介
中 ●大野雄大-山本拓実-谷元圭介-田島慎二
文・波多野瞭平
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