5月31日、東京ドームで行われた巨人と福岡ソフトバンクの「日本生命セ・パ交流戦2022」第1回戦は、3対1で福岡ソフトバンクが勝利。4連勝で5月を締めてリーグ最速の30勝に到達し、首位に浮上した。
福岡ソフトバンクは初回、三森大貴選手の二塁打を足がかりに1死3塁とするが、柳田悠岐選手、グラシアル選手が連続三振に倒れ先制機を逃す。すると1回裏、先発の石川柊太投手がウォーカー選手に一発を浴び、先取点を奪われた。
2回表には、復帰後初打席を迎えた今宮健太選手に二塁打が生まれるも、ここも得点にはつながらず。来日初登板初勝利を狙うアンドリース投手の要所を締める投球を前に、得点を奪うことができない。
石川投手は2回裏に2四球から背負ったピンチを切り抜けると、以降は調子を取り戻して好投を続ける。味方の好守にも助けられ、6回途中83球3安打1失点という内容で降板した。2死1、2塁の場面でマウンドを任された嘉弥真新也投手が1球で中島宏之選手を抑え、1点ビハインドのまま試合は終盤戦へ。
7回表、デスパイネ選手のあわや本塁打かというフェンス直撃打で1死2塁と好機を演出。三森選手が初球を捉えてライトへ運び、ついに同点に追い付いた。続く8回表にも2死2塁とチャンスをつくると、代打・明石健志選手の適時三塁打で勝ち越しに成功する。9回表には中村晃選手の適時打でさらに1点を追加した。
リードを2点に広げて迎えた9回裏は、モイネロ投手が登板。安打を許しながらも無失点で抑えて今季8セーブ目を挙げ、3対1で試合終了。
福岡ソフトバンクは、明石選手が決勝打。今季はここまで7打数無安打に終わっていたが、ここぞの場面で初安打が飛び出した。牧原大成選手も2安打3盗塁と好調を維持している。先発の石川投手は、久々の白星こそ逃すも5.2回83球3安打3四球4奪三振1失点と好投した。
123456789 計
ソ 000000111 3
巨 100000000 1
ソ 石川柊太-嘉弥真新也-○津森宥紀-又吉克樹-Sモイネロ
巨 アンドリース-鍬原拓也-高梨雄平-●平内龍太-今村信貴-菊地大稀
文・吉村穂乃香
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