5月26日、ほっともっと神戸でオリックスと千葉ロッテのカード2戦目が行われた。昨夜は、4点差をひっくり返して勝利を収めたオリックス。勝てば勝率5割となる今日の先発マウンドを任されたのは、2年目の山岡投手。対する千葉ロッテの先発はボルシンガー投手だ。5月は3戦3勝の右腕。逆転負けした昨夜の嫌な流れを断ち切る投球に期待がかかる。
試合は初回から激しく動いた。1回表、千葉ロッテ先頭の荻野貴選手が敵失で出塁し、続く藤岡裕選手が安打で無死1,2塁の好機を作る。この場面で3番・中村選手が先制適時打。昨夜と似た形で、千葉ロッテが幸先良く先制に成功した。
先制を許したオリックスは1回裏、すぐさま反撃する。先頭の宮崎選手が左翼席に第2号ソロを放って同点とすると、2死1塁から5番・小谷野選手が勝ち越し適時二塁打。スコアを2対1とし、すぐに試合をひっくり返した。
しかし、1点リードを許した千葉ロッテは、4回表から攻勢を仕掛ける。まずはこの回先頭のドミンゲス選手が第4号同点ソロをかっ飛ばし、続く5回表には2死1,3塁の好機で4番・角中選手が勝ち越しの適時二塁打。そしてなおも2死2塁の場面で、5番・ドミンゲス選手が2打席連続となる2ランを放ち、この回一挙4点を奪う。千葉ロッテ打線は試合中盤でスコアを6対2とし、粘りの投球を続ける先発・ボルシンガー投手を援護した。
ボルシンガー投手は、6回裏にオリックス3番・吉田正選手に犠飛を打たれたが、後続を打ち取って6回3失点でマウンドを降りる。その後は大谷投手、シェッパーズ投手、内投手が1イニングずつを投げ、オリックスの反撃を許さない。
対してオリックス中継ぎ陣も6回から無失点リレーをつなぐものの、3点ビハインドが重く、打線は千葉ロッテ投手陣の前にチャンスを作れなかった。結局9回裏を内投手が締め、試合はそのまま6対3で千葉ロッテが勝利した。
千葉ロッテ先発のボルシンガー投手は、これで月間4勝目。チームでは、来日1年目の外国人投手が月間4勝以上を挙げるのは、65年ぶりの快挙となる。敗れたオリックスは打線が奮起したものの、先発・山岡投手がリードを守れず自身4連敗。明日は舞台を京都に移し、今カードの勝ち越しと交流戦前最後の勝利を懸けて戦う。
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