パ4球団がチーム防御率2点台の「異常事態」 昨季Vオリックスが苦しむ“超・投高打低”

2022.5.9(月) 06:45 Full-Count 橋本健吾
オリックス・中嶋聡監督※写真提供:Full-Count(画像:パーソル パ・リーグTV)
オリックス・中嶋聡監督※写真提供:Full-Count(画像:パーソル パ・リーグTV)

今季ワースト7連敗&中嶋政権ワーストタイの借金「6」

■楽天 2ー1 オリックス(8日・京セラドーム)

 昨季のパ・リーグ覇者が苦しんでいる。オリックスは8日、本拠地・京セラドームでの楽天戦に延長10回、1-2で敗れた。今季ワーストの7連敗、中嶋政権ではワーストタイの借金「6」と、どん底状態だ。3割打者が吉田正1人だけという“超・投高打低”が顕著になっている。

 長いトンネルは、いつになったら抜け出せるのか……。この日も2回に頓宮の1号ソロで先取点を奪ったが、その後はチャンスで1本が出ず敗戦。同点の9回、先頭の野口が左前打、さらに宗の犠打などで2死三塁とサヨナラの好機を作ったが、頼みの綱の吉田正は申告敬遠で歩かされ無得点に終わった。

 ベストメンバーで戦えない状況が続き、野手陣で好調なのは打率.325の吉田正のみ。新型コロナ禍と、昨季の主力が不振に陥るという状況に中嶋監督も「空回りしているわけでもないんでしょうけど。どうですかね……。各々、感じるところはあるんでしょうが、見ていて歯がゆいところもある。こっちはもうケツを叩いていくしかないんで」と苦しい現状を口にする。

チーム打率.206、85得点、11本塁打はリーグワースト

 投手陣は絶対的エースの山本を筆頭に、右肘手術から復活した山岡、左腕・田嶋らが奮闘してチーム防御率3.03をマーク。本来なら上々の数字だが、今季のパ・リーグは楽天(2.46)、福岡ソフトバンク(2.76)、埼玉西武(2.41)、千葉ロッテ(2.79)と4球団がチーム防御率2点台という異常なシーズンとなっている。

 一方で打撃陣に目を移すと、チーム打率.206、85得点、11本塁打はいずれもリーグワーストで、3得点以上を奪ったのは4月17日の埼玉西武戦(京セラドーム)が最後だ。投手陣の踏ん張りがあっても、打線がそれに応えられない状況が続いている。さらに、4戦4勝だった延長戦での“不敗神話”もこの日、ついに崩壊した。

 わずかな希望があるとすれば、主力の復帰だろう。この日行われた2軍ウエスタン・リーグの福岡ソフトバンク戦(杉本商事BS)に、新型コロナウイルスの陽性判定を受け離脱していた福田と杉本が出場。昨季の1番と4番がチームに戻れば、現状の打線に厚みをもたらしてくれるだろう。

 首位・楽天とのゲーム差は11.5まで広がった。10日からは今季ここまで5勝1敗と相性のいい北海道日本ハムが相手。5月初白星を挙げ、流れを変えたいところだ。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

記事提供:Full-Count

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