5月3日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと東北楽天の第7回戦は、2対1で東北楽天が勝利した。
東北楽天の先発は田中将大投手。初回に先頭の中島卓也選手を打ち取り、NPB通算1500投球回の記録を達成すると、その勢いのままに後続も切り抜けて3者凡退で立ち上がる。
すると直後の2回表、1死1塁から田中和基選手に2年ぶりの一発となる今季第1号2ランが生まれ、北海道日本ハムの先発・加藤貴之投手から先制に成功する。
序盤から援護を受けた田中投手は、安定した投球を披露。5回裏に四球と安打で1死1、2塁とされた場面では、迎えた上野響平選手から空振り三振を奪うとともに、スタートを切っていた2塁走者を炭谷銀仁朗選手が刺し、このピンチを切り抜けた。
田中投手は8回裏、四球と安打で1死1、2塁と一発出れば逆転の場面をしのいだところで降板。序盤からの2点リードのままで迎えた9回裏は、守護神・松井裕樹投手が1点を失いながらも、満塁のピンチを締めて試合終了。
勝利した東北楽天は先発の田中投手が8回109球4安打2四球6奪三振無失点の好投。開幕から5登板連続でHQSを記録するとともに、約1カ月ぶりとなる今季3勝目をマークした。打線は6安打に終わるも、「7番・右翼」でスタメン起用された田中和選手の2年ぶりとなる本塁打が勝負を決めた。
田中和選手は自身の一発について、「打ったのはスライダー。いつもお世話になっている外野守備走塁コーチ、佐竹さんの出身地の北海道で打てて良かったです」と笑顔で振り返った。
一方、敗れた北海道日本ハムは先発の加藤貴之投手が7回100球5安打7奪三振2失点と好投しながら、田中投手の前に打線が沈黙。9回裏に近藤健介選手の適時二塁打で1点を返したが、反撃は及ばなかった。
123456789 計
楽 020000000 2
日 000000001 1
楽 ○田中将大-S松井裕樹
日 ●加藤貴之-宮西尚生-玉井大翔
文・和田信
関連リンク
・試合詳細/動画はこちら
・【動画】田中将大 NPB通算1500投球回達成
・【動画】田中将大 8回無失点の好投!
・【動画】2年ぶりの一発が決勝弾! 田中和基の今季第1号先制2ラン!
記事提供: