楽天・ペゲーロ選手が4打点。福岡ソフトバンクは貯金0で、4位転落まで0.5ゲーム

パ・リーグ インサイト

2018.5.25(金) 21:28

東北楽天ゴールデンイーグルス・ペゲーロ選手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・ペゲーロ選手(C)PLM

5月25日、福岡ソフトバンクと楽天のカード初戦がヤフオクドームで行われた。前夜の埼玉西武戦で、中継ぎ陣が打ち込まれて大敗を喫した福岡ソフトバンクは、昨季最多勝に輝いた東浜投手を先発マウンドに送る。

対する楽天の先発は辛島投手だ。福岡ソフトバンクは、グラシアル選手が骨折で戦線を離脱したこと、相手先発が左腕であることから、一軍に昇格したばかりの西田選手と塚田選手をスタメンに抜擢した。下位の楽天を相手に、何としても貯金「1」を守り抜きたい。

試合は初回から激しく動く。1回表、1死から楽天の2番・渡辺直選手、3番・今江選手が連打を放って東浜投手の立ち上がりを攻め立てると、4番・ペゲーロ選手が先制の適時二塁打。続くディクソン選手も来日初安打となる適時打を放ち、これでスコアは3対0。4連打でいきなり3得点を奪った楽天が、初回から一気に試合の流れを引き寄せた。

その裏、福岡ソフトバンクは敵失で1点を返すも、1回表に先制打を放ったペゲーロ選手が、今度は3回表に2ランをかっ飛ばす。スコアは5対1となり、楽天のリードは4点に広がった。今季被本塁打の多さが課題となり続けている東浜投手だったが、今日も一発を浴びてリーグワーストの11被弾。この回後続を打ち取った後、3回5失点でマウンドを降りた。

早い段階で援護をもらった楽天先発・辛島投手は、不運な形で初回に1点を失った以外は、危なげない投球で福岡ソフトバンクの反撃を許さない。ただ、5回裏に福岡ソフトバンクが意地を見せた。8番・塚田選手が昇格後即スタメン起用に応える適時打を放ち、3番・中村晃選手の一打でも追加点。スコアを3対5として、試合中盤で2点差に迫る。

しかし、楽天は6回から継投策で逃げ切った。青山投手、池田投手、松井投手の3投手がそれぞれ1イニングずつを無失点に抑え、7回表には代打・藤田選手に1号ソロも飛び出す。3点を追う福岡ソフトバンクは、9回裏に5番・デスパイネ選手の一発で反撃し、逆転のチャンスを作るものの、楽天の現守護神・ハーマン投手の粘りの前に、それ以上の追い上げは叶わず。

福岡ソフトバンクと楽天のカード初戦は、6対4で楽天が勝利した。ペゲーロ選手が本塁打を含む2安打4打点の大活躍を見せ、新外国人のディクソン選手も初安打・初打点。試合序盤で引き寄せた流れを、最後まで相手に渡さなかった。敗れた福岡ソフトバンクは、先発の東浜投手がまたも課題を露呈してノックアウト。22勝22敗と、ついに貯金も尽きてしまった。

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