5月1日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と福岡ソフトバンクの第5回戦は、2対1で東北楽天が勝利。
東北楽天の先発は3月25日以来の登板となった則本昂大投手。初回は2本の安打と四球で2死満塁のピンチを招くも、福岡ソフトバンクの6番・柳町達選手から見逃し三振を奪い、無失点で立ち上がる。2回表は2つの四球で1死1、2塁のピンチも、後続は打ち取り序盤を無失点で切り抜ける。その後も毎回ランナーを背負う苦しい状況が続いたが、要所を締める粘り強い投球で4回まで0を並べる。
打線は3回裏、先頭の8番・辰己涼介選手が中安打で出塁。その後1死2塁とすると、前試合5打点の1番・西川遥輝選手がレフト前への適時打を放ち、東北楽天が1点を先制する。
続く4回裏には2本の安打と死球で1死満塁として、9番・太田光選手の内野ゴロで1点を追加し、2対0とする。
援護に応えたい則本投手だったが、5回表に2死満塁とされると、8番・今宮健太選手に適時打を許し1点を返されてしまう。しかし続く代打・牧原大成選手は空振り三振に仕留めピンチ脱出。なんとか最少失点で切り抜け、5イニングを投げ切った。6回表は弓削隼人投手がマウンドへ。ランナーを許すも、危なげないピッチングで無失点に抑える。
ゲームは6回裏途中で雨脚が強くなったことから雨天コールド。2対1で東北楽天が勝利した。先発の則本投手が5回を9安打4四球3奪三振1失点にまとめ、今季初勝利。打線では、前試合1本塁打5打点の西川選手が先制打を放つ活躍。辰己選手も2安打を放つなど存在感を発揮した。一方の福岡ソフトバンクは、先発の大関友久投手が5回5安打4四死球4奪三振2失点と粘りの投球を見せるも、打線の援護がなく、惜しくも敗戦。4連敗となった。
123456 計
ソ 000010 1
楽 001100X 2
ソ ●大関友久-藤井皓哉
楽 ○則本昂大-S弓削隼人
文・杉森早翔
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