【MLB】大谷翔平、驚異走塁で初の“マルチ二塁打" 米実況驚嘆「並外れた速さ」

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2018.5.25(金) 16:00

2本の二塁打を放ち勝利に貢献したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
2本の二塁打を放ち勝利に貢献したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷、自身メジャー初の“マルチ二塁打"で勝利貢献

24日(日本時間25日)の敵地ブルージェイズ戦で自身メジャー初の“マルチ二塁打"を放ったエンゼルス大谷翔平投手。「5番・DH」で3試合連続でスタメン出場すると、第2打席で左中間を破る二塁打を記録。さらに9回表には投手強襲の打球がセンターへ抜ける間に一気に二塁に到達した。その並外れたスピードを米専門家も称賛している。

この日、3打数2安打2四球で今季8度目のマルチ安打を記録した二刀流右腕。1試合に2本の二塁打は自身メジャー初で、4出塁で先制とダメ押しのホームを踏む活躍で8-1の勝利に貢献した。その見せ場の1つとなったのが9回表の第5打席だった。

プホルスのソロ弾でリードを6点に広げた直後の9回表2死走者なしの場面。大谷は4番手マグワイアの初球を弾き返すと打球は右腕のグラブを弾き、センター前に抜けていった。

大谷は一塁到達時に一度はスピードを緩めたが、打球とセンターの位置を確認するとギアを上げて二塁に向けて加速。ベースに滑り込むクロスプレーとなり、塁審は一度アウトの判定を下したが、チャレンジの末に判定が覆った。大谷は続くシモンズの安打で生還。まさに“脚"で生み出したダメ押し点だった。

解説は積極走塁を評価、実況も驚嘆「並外れた速さ」

この試合はソーシャルネットワーク「Facebook」がライブ中継。その実況も大谷の積極的な走塁に驚嘆し、リプレー検証の間、セーフかアウトかで盛り上がった。

実況が「オオタニは体をねじりながら(スクリーンを)見ています。間に合ってくれ、という感じですかね」と笑いながらレポートすると、現役時代にマーリンズなどで活躍した解説のクリフ・フロイド元外野手は「グローブをはめました。彼はセーフを確信したのでしょう」と分析。

また、セーフの判定が下されると「9回にこのプレーをすべきか、すべきではないか、議論をする人もいますが、ショウヘイはきちんと野球をプレーをした結果です」と、その積極的な走塁を評価した。

同じく解説を務めたエンゼルスOBのウォーリー・ジョイナー元内野手も「素早い動きでしたね」と称賛。フロイド氏も「私もあの素早い動きが見たいんですよ」と賛同した。実況も「エンゼルスファンはご存知の部分ですが、毎日試合を見てない人々はオオタニって走れるのか、と驚いたかもしれませんね。彼は走塁がとても素早い。並外れた速さですよ。まるでもう1つ武器を備えているかのようです」と、そのスピードに驚嘆していた。

二刀流で連日活躍する大谷。今回のFacebook中継でそのプレーを初めて観戦したファンは身長193センチの男の圧巻のスピードに度肝を抜かれたかもしれない。

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