追う福岡ソフトバンク。追われる埼玉西武。獅子の目覚めはいつ?

パ・リーグ インサイト

2018.5.24(木) 09:32

埼玉西武ライオンズ・秋山翔吾選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・秋山翔吾選手(C)PLM

5月24日、ヤフオクドームでは福岡ソフトバンク埼玉西武のカード最終戦が行われる。23日の第2戦では投手戦が繰り広げられたが、2対1で埼玉西武が勝利した。ゲーム差4.5で迎える3位・福岡ソフトバンクと、首位・埼玉西武の24日の試合の見どころを挙げていく。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→4勝4敗、埼玉西武→4勝4敗

【福岡ソフトバンク】中田投手 8試合、2勝2敗 45.1回、38奪三振、18失点 防御率3.57
【埼玉西武】ウルフ投手 3試合、1勝1敗 12.1回、3奪三振、10失点 防御率6.57

福岡ソフトバンクの先発は中田投手。今季は好不調の波が激しく、4月21日を最後に勝ち星から遠ざかっている。前回登板の5月17日の楽天戦では5回2/3を2失点にまとめたが、与四球5と課題が残る投球。今回は持ち味の粘りを見せ、久しぶりの勝利を手繰り寄せたい。

一方、埼玉西武はウルフ投手が約1か月ぶりの復帰登板。開幕2試合はクオリティ・スタートを記録していたが、4月15日の登板で1回も持たず8失点を喫してから戦線を離脱していた。今回の登板で本来の投球を取り戻し、チームに加入した2016年と同じように先発不足に喘ぐ獅子の救世主となれるだろうか。

破壊力抜群とうたわれた埼玉西武打線だが、ここ最近は元気がない。5月19日のオリックス戦では7点を奪ったものの、ここ6試合で奪った得点は0、0、7、0、3、2。立て続けに完封負けを喫した5月の不調も、明確に打撃不振が原因だ。

23日の試合では、秋山選手が5月6日以来の一発を放って前々カードからの不振を脱したように見えるが、その打棒は勢いを失いつつあるチームを救えるか。少しずつゲーム差を縮め、首位の座を狙う福岡ソフトバンクを突き放すため、獅子の目覚めが待たれる。

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