第4回ワールド・ベースボール・クラシック2017(以下WBC)が3月6日に開幕。7日に行われたキューバとの初戦を11対6で制し、その勢いをもって翌日のオーストラリア戦も4対1で勝利。初戦は打ち勝ったのに対し、2戦目は5人の投手リレーで1失点に抑え込むなど、投打のバランスよく2勝を積み重ね、2次ラウンド進出を1位通過で決めた。
1次ラウンドプールBの最終戦となる今日は東京ドームで中国と対戦。侍ジャパンの先発は福岡ソフトバンクの武田投手、対する中国の先発はガン・チュエン投手で試合は幕を開けた。
初回、武田投手が先頭打者に安打を許し、3塁に進まれるも決め球のカーブを駆使して無失点で切り抜ける。すると直後の攻撃で先頭の田中選手が安打で出塁し、3番・山田選手の犠飛で先制に成功。さらに2回には走者を1人置き、9番・小林選手の2ランで3点差とする。
続く3回表、四球と3安打などで1点を失うも、直後の攻撃で5番・中田選手が今大会2本塁打目となる一発を放ち点差が4に広がる。
その後は4回から6回までの3イニングスを藤浪投手、増井投手が無失点に抑え、7回表は楽天の松井裕投手が圧巻の3者連続三振。7回裏に2点が追加され、8回表はオリックスの平野投手が2奪三振の無失点。最終回は秋吉投手がきっちりと締め、無傷の3戦3勝で1次ラウンドを見事突破した。
2次ラウンドは3月12日にスタート。侍ジャパンは福岡ソフトバンクのバンデンハーク投手や、東京ヤクルトのバレンティン選手などを擁するオランダ代表との一戦で幕を開ける。
1次ラウンドは3勝0敗と順調な発進となったが、ここからの戦いではそう簡単にはいかないだろう。しかし、ここで何かを変えるのではなく、これまでどおり目の前の一戦一戦を大事に戦っていけば3度目の世界一の座にグッと近付いていくはずだ。侍ジャパンの意地、底力を結集させ、2大会ぶりの栄冠に輝く姿が見たい。
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