最下位からの脱出へ外国人選手“総入れ替え”
埼玉西武は14日、入国が遅れていたバーチ・スミス投手、ディートリック・エンス投手、ブライアン・オグレディ外野手の入団会見を行った。3選手は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための政府方針により、入国が3月までずれ込んでいた。
外野のレギュラー候補として期待されるオグレディは「長い間来日できなかったけど自分なりにしっかり準備してきた。これからシーズンが始まっていろいろなことにアジャストしなきゃいけないけど、塁間の距離が変わるわけじゃないし、アメリカでも日本でも同じ野球だと思っている」と自信を見せる。昨季はパドレスで、ダルビッシュ有投手の同僚でもあった。「とにかく必死にプレーする姿勢を見てほしいね」と、代名詞のハッスルプレーをアピールした。
また昨季レイズで9試合に登板、2勝を挙げたエンスは「来日してからはファームで打撃投手を務めたけど、(ライオンズの選手は)しっかり練習している印象だったね」とチームメートに好印象を抱いた様子。「僕自身、ピッチングを楽しむことで勝利に貢献したいし、僕がアメリカで学んだこともみんなにシェアしていきたいと思っているよ。日本人はみんな温かくて、フレンドリーにしてくれて過ごしやすいね」と、経験を若手に伝えていく役割も買って出る。
スミスも、主にリリーフでメジャー通算102試合に登板している。日本の野球スタイルについても「まだ日本で投げていないからわからないけど、友人から聞いた話では日本人打者は粘ってくると聞いているので、球数をかけずにカウントを1つ1つとっていくスタイルでいきたいね」と予習済み。また、2015年に右ひじの手術を受けた経験を振り返り「僕自身、3年近くプレーしていない時期があったからフィールドに立ってプレーできることにすごく情熱を感じているし、とにかくチームの勝利に貢献したいね」。3選手ともにチームへの貢献と、優勝を目標に掲げた。
埼玉西武は今季、外国人選手を全員入れ替えた。3人はいずれも主軸となることを期待されている。最下位からの脱出へは活躍が欠かせない。
(Full-Count編集部)
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