カブスなどで活躍したデンプスター氏が大谷の取り組みを絶賛
エンゼルス大谷翔平投手が見せる投打にわたる活躍は、本拠地アナハイムにとどまらず、広くアメリカ全土に鳴り響いている。
かつてカブスなどで活躍した通算132勝&87セーブの元右腕、ライアン・デンプスター氏も、大谷の二刀流挑戦に驚愕している1人だ。デンプスター氏は米テレビ局「CBSスポーツ」の番組に電話出演し、「我々は今画期的なことを目撃している」と二刀流挑戦を絶賛した。
人気トーク番組「ティキ&ティアニー」に電話出演したデンプスター氏は、大谷の二刀流挑戦について「最初の直感では、続けられないと思った」と告白。自身も第一線で活躍した投手だからこそ、「投手も打者もどれだけ努力しているか知っているから(難しいと思った)」と明かしている。
だが、大谷が真剣にチーム選びに励むなどする姿から、単に興味本位ではなく「本当に二刀流で成功したいと思っていると分かった」という。そして、ここまで努力を重ねる姿を見て共感。「彼は本当に並外れたことを成し遂げようとしている。次なるベーブ・ルースになろうとしているんだ。我々は今画期的なことを目撃している」と称賛した。
また、大谷の出現により「これからもっと二刀流が出てくると思う」と指摘。カブスで同僚だった強打の投手、カルロス・ザンブラーノを例に挙げ、選手の持つ才能が輝く新たな道が拓かれるとした。
メジャー通算132勝を挙げたザンブラーノは打撃の才能にも恵まれ、メジャー12年で通算24本塁打、71打点、打率.238の好成績を残し、先発しない日には代打として起用されることも多々あった。
大谷の挑戦は自身の可能性を広げるだけではなく、未来の野球選手の可能性をも広げる革新的な取り組みなのかもしれない。
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