3月2日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと中日のオープン戦は、3対1で福岡ソフトバンクが勝利した。
福岡ソフトバンクの先発・石川柊太投手は、初回を無失点に抑えると、その後も危なげない投球を披露。予定されていた3イニングを投げ切り、41球1安打1四球4奪三振と上々の内容だった。すると3回裏、三森大貴選手の右翼席への一発が飛び出し、先制に成功する。
4回裏には、先頭打者の栗原陵矢選手が四球で出塁し、盗塁を決めてチャンスメイク。2死2塁から今宮健太選手が変化球を捉えて適時打とし、リードを2点に広げた。さらに6回裏、1死1塁の場面では、相手投手の暴投の間に一塁走者の高田知季選手が一気に三塁へ。井上朋也選手の二ゴロでも好走塁を見せて本塁へ生還し、貴重な追加点を挙げた。
4回表から好投を続けていた松本裕樹投手は7回表、2死走者なしから阿部寿樹選手に1号ソロを被弾。降板間際での悔しい失点となったが、8回以降を藤井皓哉投手、甲斐野央投手がそれぞれ1イニングずつを抑え、3対1で試合終了。
福岡ソフトバンクは、三森大貴選手が先制弾でアピールに成功。藤本博史新監督がテーマに掲げた「走塁」も追加点につながり、オープン戦初勝利を飾った。なお、「3番・右翼手」でスタメン出場した柳田悠岐選手は初回、今季の実戦初出場初安打。開幕へ向けて順調なスタートを切った。
123456789 計
中 000000100 1
ソ 00110100X 3
中 ●小笠原慎之介-岡野祐一郎
ソ ○石川柊太-松本裕樹-藤井皓哉-S甲斐野央
文・吉村穂乃香
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