2試合連続完封負けから一転、7得点を奪い打線が爆発
2試合連続完封負けを喫していた北海道日本ハムは20日、本拠地での楽天戦に7-1で快勝して連敗を2で止めた。
打線組み替えが奏功した。初回1死から大田、近藤の連続安打で好機を広げると、5番のレアードがチーム20イニングぶりの得点をもたらす先制打。6番の鶴岡が四球でつなぎ、4月11日福岡ソフトバンク戦以来の先発出場となった7番の岡が満塁で走者一掃の中越え二塁打を放ちこの回一挙4点を奪い、主導権を握った。
湿りがちだった打線の奮起に栗山監督は「みんなの勝ちたいという気持ちがよく出ていたし、いい形だったと思います」と初回の攻撃に目を細めた。
岡の先発起用は、調子の良さを買ってのものだった。「東京ドーム(15、16日の埼玉西武戦)から行きたかったですけど、いろんな選手が頑張っていたので。状態が上がっているのはバッティング練習から見えていた」と指揮官は説明。
15試合連続先発起用していたルーキーの清宮を休ませ、岡を抜擢。栗山采配が的中した。「久しぶりに岡ちゃんらしい打球だったし、先に点を取ってあげれば、ピッチャーが楽になるので」と価値ある一振りを評価した。
先発の加藤は6回4安打1失点で3勝目を挙げた。22日からは4週連続で6連戦が続く。この4週を重要と位置づける栗山監督は「本当に大事なところなので、しっかりやっていきます」と表情を引き締めた。
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