今日からほっと神戸で行われるオリックスと埼玉西武の2連戦。首位・埼玉西武に勝ち越し、上位陣とのゲーム差を縮めたい4位・オリックスは、大事な初戦のマウンドに山岡投手を送る。現在2勝4敗の成績ながら6試合でクオリティスタートを達成しており、安定した投球を披露している。今季初勝利を挙げたほっと神戸のマウンドでチームを勝利に導きたい。
対する、首位・埼玉西武は連敗ストップへ多和田投手が先発マウンドに上がる。3・4月の月間MVP投手は前回登板12日の千葉ロッテ戦で5回途中7失点と打ち込まれ、今季初黒星を喫した。気持ちを切り替えて、チームの勝利に貢献したい。
初回、両軍の先発投手は1死から走者を許したものの、後続を打ち取り、無失点で切り抜ける。オリックス・山岡投手は直球、変化球ともにコントロールよく投げ分け、強力埼玉西武打線を抑えると、埼玉西武・多和田投手は毎回のように走者を許しながらも、粘りの投球が光り、両投手が3回までスコアボードに0を並べる。
4回も両チーム無得点に終わり、試合が動いたのは5回表。先頭の5番・森選手が二塁打を放つと、6番・外崎選手の犠打で3塁に進塁。1死3塁の好機を作ると、山岡投手の暴投で埼玉西武が先制に成功。さらに、7番・栗山選手が四球を選び、1死1塁の場面で8番・メヒア選手に2号2ランが飛び出し、2点を追加。その後も、オリックス守備陣のミスで1点を追加した埼玉西武はこの回計4得点。4対0とし、試合の主導権を握る。
4点をリードする埼玉西武は7回表。先頭の7番・栗山選手と8番・メヒア選手の連打などで1死2,3塁の好機を演出すると、1番・秋山選手の一ゴロが野選を誘い、1点を追加。さらに1死1,3塁の場面で2番・源田選手が適時打を放ち、もう1点。9回に山川選手の一発で加点し、勝負を決めた。
先発・多和田投手は9回のマウンドにも上がり、1死1,3塁のピンチを迎えたものの、オリックス・ロメロ選手を一邪飛、T-岡田選手を二ゴロに打ち取り、試合終了。多和田投手が昨年8月19日以来となる完封勝利を決め、埼玉西武が7対0と快勝した。
試合を制した埼玉西武は主砲・山川選手に5月3日以来となる13号ソロが飛び出すなど7得点。投げては先発・多和田投手が9回107球を投じ、被安打6、奪三振5、与四球1、無失点の好投で完封勝利。3・4月の月間MVPを受賞した両選手の活躍で連敗を止めた。
一方、敗れたオリックスはフィルダースチョイスや暴投など守備のミスが目立ち、打線も埼玉西武・多和田投手の前に無得点に終わるなど、3連勝とはならなかった。
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